- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道岩見沢市
- 広報紙名 : 広報いわみざわ 2025年6月号
■避難行動要支援者の避難支援制度
避難行動要支援者の避難支援制度は、災害が起きたとき、避難に支援が必要な方の情報を本人同意の上で、事前に町会・自治会や民生委員などへ提供し、災害が起こる前に自分のことを地域に知ってもらい、地域の支援体制を整える制度です。
今年度新たに対象となる方や更新対象の方には、11月上旬に案内を送付します。
・避難行動要支援者の避難支援制度の対象
※病院や施設などに長期で入院・入所している方は対象外。
■水害
◆防災マップ
防災マップは、大河川と中小河川の洪水ハザードマップのほか、内水ハザードマップや防災に関する情報が一冊にまとめられたものです。
洪水ハザードマップは、国や北海道が管轄する河川が大雨で氾濫した際に、浸水する範囲と深さを示した地図です。内水ハザードマップは、一時的な大雨で市街地の側溝や下水を流れる内水が氾濫したと市が把握している箇所を示した地図です。
防災マップで自宅が浸水する可能性があるか確認しておきましょう。浸水する恐れがある場合は、あらかじめ浸水する深さと自宅の高さを確認し、いざというときに適切な避難方法を取れるよう準備しておきましょう。
また、市から避難情報が発令された際に速やかに避難できるよう、避難所や避難経路を確認しておきましょう。
市役所本庁、北村・栗沢両支所、幌向・朝日・美流渡・有明交流プラザの各サービスセンターで配布しているほか、市ホームページからもダウンロードできます
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◆避難方法
○立ち退き避難(水平避難)
自宅から離れて避難所や近隣の安全な場所へ移動する避難方法
・開設している避難所へ避難する
・安全な地域に住んでいる親戚や友人の家に避難する
・安全な場所に車で移動し車中避難する
○屋内安全確保(垂直避難)
2階以上の建物に移動する避難方法
・自宅の2階以上に移動する
・近くの2階以上の建物に避難する
○緊急安全確保(垂直避難)
避難が遅れ、外に出ることが危険な場合の避難方法
・自宅の少しでも高いところに緊急的に避難する
・土砂災害の恐れある場合は、崖から少しでも離れた部屋に避難する
■地震
地震は、事前に発生を予測できません。地震による被害を最小限に抑えるには、慌てずに落ち着いて行動することが重要です。また、日ごろからの備えとして、倒れやすい家具を固定する、寝室に家具を置かない、重いものは高いところに置かないといった工夫が必要です。
◆揺れているとき
・屋内にいる場合…机の下などの安全な場所で、頭を守りながら揺れが収まるまで待つ
・屋外にいる場合…建物や塀、自動販売機など倒れる恐れがあるものから離れて、頭を守りながら揺れが収まるまで待つ
◆揺れが収まった後
・漏電や火災を防ぐためにブレーカーを落とす
・揺れによってドアが開かなくなることがあるため、余震に備えてドアを開けて逃げ道を作る
・自宅にとどまることが難しい場合は、避難所など安全な場所に避難する
◆感震ブレーカーを知っていますか?
感震ブレーカーとは、地震時に設定以上の揺れを感知したときに電気を自動的に遮断する機器です。過去の震災では、火災原因が特定できたもののうち、半数以上が停電から復旧した際の通電火災だったといわれています。地震による通電火災を防ぐため、感震ブレーカーの設置を検討しましょう。感震ブレーカーの詳細は家電量販店などでご確認ください。
・分電盤タイプ…工事が必要
・コンセントタイプ…工事が必要なタイプと不要なタイプあり
・簡易タイプ…工事不要
災害はいつ、どこで起きるか分かりません。市は災害に備え、さまざまな取り組みを行っていますが、自分や家族を守るためには、皆さん一人一人の日ごろからの備えが大切です。この機会に家族などで話し合い、災害が起きた際の行動や備えを確認しておきましょう。
問合先:防災対策室防災対策係
【電話】35-4823