文化 〝交響詩岩見沢(こうきょうしいわみざわ)〟を知っていますか?

岩見沢で長年歌い継がれてきた〝交響詩岩見沢〟を知っていますか。わがまちの交響詩がある自治体は数少なく、貴重なことです。市民の財産である〝交響詩岩見沢〟を改めて知り、末永く歌い継いでいきましょう。

■交響詩岩見沢とは
交響詩岩見沢は岩見沢村が設置され90年、市制施行30周年を祝し、昭和48年に郷土の詩人である加藤愛夫(あいお)氏の作詞、北大交響楽団常任指揮者 川越守氏の作曲により〝ふるさと岩見沢〟の賛歌として完成しました。
歴史を受け継ぎ、未来への発展を期待する〝わがまち〟への夢と希望が〝序章 コタン〟〝第一章 村の誕生〟〝第二章 故郷の栄光〟〝第三章 北国の象徴〟として描かれています。
昭和49年の交響詩岩見沢披露演奏会以来、市民の文化祭やさまざまな行事で歌われ、広く市民に親しまれてきました。

○作詞者 郷土の詩人 加藤愛夫氏
明治35年 雨竜郡北竜村生まれ
昭和7年 岩見沢に移り養鶏場を経営しながら詩人として活動
昭和34年 岩見沢文化連盟結成に参画し副会長となる
昭和46年 北海道詩人協会会長となる
昭和47年 北海道文化賞を受賞
昭和48年 交響詩岩見沢を作詩。他に詩集〝幻虹〟〝夕陽無限〟評論集〝詩人のいる風景〟紀行文〝バイエルンの秋〟などを出版
昭和54年 〝辻村もと子人と文学〟を出版、同年逝去

○交響詩岩見沢の歴史
昭和48年:
加藤氏による原詩が完成
原詩を基に川越氏が作曲
〝独唱〟により初披露
昭和49年:
中学生、高校生による合唱披露
市民合唱団を結成し披露演奏会を実施
昭和50年:
LPレコード制作
昭和52年:
〝交響詩岩見沢の会〟設立
〝合唱の集い〟で毎年合唱されるほか、市の節目である開庁100・110・120・130年式典での披露、また〝北海道21世紀博覧会〟など岩見沢で開催された多くのイベントでも披露
令和元年:
〝交響詩岩見沢の会〟解散
令和5年:
絵本〝いわみざわの詩〟制作
開庁140年式典で特設合唱団による合唱

■交響詩岩見沢を楽しもう
東山公園通沿いには、市民の心の支えとなることを願い、交響詩岩見沢の詩を刻んだ碑が建てられています。
また、市立図書館などでは、その詩を基にこどもにも分かりやすく編集・脚色された絵本を見ることができます。

You TubeのHamanasuArtチャンネルで、交響詩岩見沢のファイナルコンサートの映像を楽しむことができます。

今年は特設合唱団を設立し、10月に開催される市民の文化祭で発表する予定です。詳細が決まり次第、市ホームページなどでお知らせします。

問合先:市教委生涯教育課文化・スポーツ振興係(4西3 であえーる岩見沢4階)
【電話】35-5129