子育て 青少年平和都市友好交流事業 糸満市訪問の記録

8月5日から8日までの4日間、平和学習と友好都市との親交を深めるため、市内の中学生6人が神奈川県厚木市の中学生6人とともに、沖縄県糸満市を訪れました。
中学生自身が見て、聞いて、実感したことを紹介します。

■第一中学校 谷地 心音さん
印象に残った言葉は戦争体験講話での久保田さんの言葉である「苦しい思いをして地獄を見て必死に生きた人もいた」というもので、その言葉を聞いて心が苦しくなりました。
「平和」とは安心できる環境があり、世界中の人が笑顔で溢れていることだと思います。だからこそ平和であることが当たり前ではないことを伝えていきたいです。

■第一中学校 成田 有里菜さん
実際戦争が起きていたときは想像もつかないほどの恐怖の中で生活していたのだろうと思い、怖くてドキドキしました。
みんなといる時間はとても楽しくて、この時間が続いたらいいなと思いました。平和について学び、戦争が起きていたらこのように楽しむことができないだろう、今は平和なのだと改めて実感することができました。

■第二中学校 新井 童太さん
戦争の怖さ、悲惨さについて再度思い知らされました。
生々しい写真や物が展示されており、怖くて体調が悪くなってしまうとともに、とても悲しい気持ちになりました。
平和の礎ではテレビを通して見るよりも多くの人の名前があって驚きました。今あるものは当たり前でなく、平和があってこそのものなのだと学びました。

■第三中学校 奈良岡 柚妃さん
沖縄戦体験者の久保田さんが講話で話してくれた特攻隊員の言葉が深く心に刺さりました。
「僕には夢がある。先生になることだ。それよりも戦争がない平和な時代に生まれたかった。」
私たちは戦火もなく、夢があり、夢が叶えられる平和な時代に生まれました。それこそが私たちの一番の幸せだと思いました。

■呼人中学校 永山 貴博さん
平和都市友好交流事業を通して、沖縄の文化や自然を楽しむだけでなく、戦争の歴史や平和の尊さを学ぶことができました。
また、仲間と一緒に行動し、体験を共有することで、人とのつながりの大切さを実感しました。
沖縄で得た思い出や学びを胸に、これからも日々を大切に過ごしていきたいです。

■第三中学校 北上 唯莉さん
とても印象に残っていることは子どもが日本兵から暴力を受け、食べ物を取られるという話です。その人は後に「あの人は悪くない、戦争が悪いのだ。」と言っていたそうです。
このような考えが平和に繋がるのだなと思いました。
また、戦争は深い傷を残し、人を悪魔にしてしまう。何も残らないということを学びました。

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