くらし 明日、起こるかもしれない「地震への備え」できていますか

令和6年1月1日に能登半島地震が発生しました。最大震度7を観測し、多数の尊い命が失われました。また、住家やライフラインなどに深刻な被害が出ました。
北海道でも平成30年に北海道胆振東部地震が発生し、厚真町で最大震度7を観測しました。
災害はいつ起こるかわかりません。改めて日頃から災害への備えを確認しましょう。

■過去の災害を振り返る
●7年前に震度5強を観測
平成30年9月6日に発生した北海道胆振東部地震で、江別市は過去最大の震度5強を観測しました。北海道全域が停電となり、市民の生活にも大きな影響が出ました。

▽建物の被害・人的被害
市内でも592棟の建物に被害があり、そのうち568棟が住家に対する被害でした。人的被害は、けが人が5名でした。

▽断水
大規模停電の影響で浄水場が停止したため断水となり、上江別浄水場区域全域の約2万3500世帯、約5万1千人に影響が出ました。

▽避難所の開設
市内6カ所で避難所が開設され、最大で519名が避難しました。

●市内で想定される 最大震度は震度7
市内で震度7の地震が発生した場合の被害想定
建物全壊:約2,150棟
建物半壊:約4,150棟
死傷者:約1,390人
「月寒背斜(つきさむはいしゃ)に関連する断層」と「野幌丘陵(きゅうりょう)断層帯」による地震が想定されています。

●防災情報提供サービス
事前に登録しておくと災害時に地震や断水、避難所の開設情報などが入手できます。メール、電話、ファクスで受け取れます。停電に備えて、メールの登録がおすすめです。

■突然起こる災害に備えよう
●飲み水や食料の日常備蓄
レトルト食品やカップ麺、飲料水など、賞味期限の長い食料品を日頃から備蓄し、食べた分を買い足すローリングストックで上手に備蓄しましょう。

▽目安は最低3日分
できるだけ1週間分の備蓄を推奨しています。

●住宅の耐震性を確保
昭和56年以前に建設された「旧耐震基準」の木造住宅は、耐震性が不足している可能性があります。地震による被害を最小限にするためにも、耐震改修や建て替えを検討しましょう。
また、被災後の生活再建のために地震保険の加入も検討しましょう。

▽まずは、耐震診断から!
市では図面による木造住宅の無料簡易耐震診断を実施しています。まずは、住宅の耐震性を把握しましょう。詳しくは、建築指導課(【電話】381-1042)へお問い合せください。

●停電に備える
停電時でも使用できる機器を用意しましょう。災害時には入手困難になることもあります。平時のうちに準備しましょう。
・懐中電灯
・ポータブルラジオ
・モバイルバッテリー
・カセットコンロ
・カセットボンベ
・乾電池

▽冬季の災害に備えて
カセットボンベ式の暖房器具などを用意し、暖を取る方法も確認しましょう。

問合せ:危機対策・防災担当
【電話】381-1407