- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道歌志内市
- 広報紙名 : 広報うたしない 令和7年4月号
◇農業の振興
・民間法人へ譲渡し4年目を迎えたワイン用ぶどう栽培事業は、本年度、自家ワイン醸造所の建設が予定されており、6次産業化として第一歩が踏み出され、昨年認定された「日本一小さな市のワイナリー創生・歌志内ワイン特区」により、新規参入など地域産業の活性化が期待され、事業者はもとより関係機関と連携し、必要な支援を行います。
・市内農業者を対象に、農業等振興補助金を交付することで安定的な経営に資するよう、引き続き支援を行います。
・有害鳥獣対策については、春・秋のエゾシカ一斉駆除をはじめ、近年、市街地まで出没しているヒグマ対策として、猟友会や警察との連携、さらに北海道や近隣市町との情報共有を図るなど、広域的な対策を含め取り組みます。
◇観光の振興
・昨年入会した「炭鉄港推進協議会」との連携により、「旧上歌会館(悲別ロマン座)」を日本遺産の構成文化財として登録を目指すとともに、「歌志内市観光振興計画」に基づき、本市における主要な観光資源を活(い)かした環境づくりに取り組みます。
・本年度より指定管理者の管理・運営となりリニューアルオープンする道の駅附帯施設は、指定管理者と情報共有しながら、本市の観光情報発信の中心的施設となるよう取り組みます。
・株式会社歌志内振興公社が経営するチロルの湯については、市民の福祉の増進を担う健康増進施設として必要な支援を継続的に行うとともに、同社と連携のもとスポーツ合宿等の誘致を引き続き進めます。
◇労働行政
・労働行政については、各分野において、人手不足や人材不足、従業員等の高齢化が進んでいる現状から、商工会議所の取り組みへの支援、ハローワークなど関連機関との情報共有など、人材の確保及び雇用の確保に努めます。
◇定住化の促進
・充実した子育て支援制度や教育環境について総合的なPRを継続するとともに、移住応援助成金制度や、子育て中の女性を対象とする、就労のために必要な資格や免許の取得助成制度など、子育て世代を中心とした定住化の推進に努めます。
◇交流人口を増やす取り組み
・かもい岳スキー場や雲海の里かもい岳、チロルの湯などを経営している民間企業との連携強化、さらには、「市民祭り」や本年度40回目の開催を迎える「なまはげ祭り」が行う周年事業への支援強化など、諸団体への支援を継続し、本市ならではの魅力ある地域づくりを進めます。
[03]健康で心ふれあうまち
◇地域福祉の推進
・多様化する福祉課題を柔軟に取り組むため、社会福祉協議会が地域福祉活動の拠点として効果的な活動ができるよう連携と支援を図り、誰もが住みたいと思える福祉のまちづくりの実現を目指します。
◇高齢者福祉の推進
・住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、新たにICTを活用したまちづくり支援プラットフォームを導入し、高齢者の見守り、地域情報の発信、地域コミュニケーションの創出等を図り、地域課題に取り組みます。また、「高齢者市内おでかけバス・タクシー券交付事業」を外出支援として、引き続き実施します。
・歌志内市デイ・サービスセンターについては、利用者の皆さまが安全で快適なサービスが受けられるように、引き続き環境整備を行います。
◇児童福祉の推進
・認定こども園を利用するすべての子どもたちに充実した保育の場の確保と質の高い幼児教育を維持するため、関係機関や教育委員会と連携し、体験や学習、交流などの機会を引き続き提供します。
◇障がい者福祉の推進
・住み慣れた地域で引き続き安心して暮らせるよう、広域連携による支援策の継続も含め、各種サービスの提供を推進します。