- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道歌志内市
- 広報紙名 : 広報うたしない 令和7年8月号
令和8年度から始まる本市の次期総合計画・総合戦略の策定にあたり、歌志内市まちづくり市民会議(塚田和征(つかだかずまさ)委員長)が設置され、高校生2名を含む委員18名により、5月から7月まで計4回にわたり、うたみんで検討・意見交換が行われました。
会議には、市役所の職員で構成する本計画・戦略の策定委員会専門部会の部会員15名がワークショップなどの取りまとめ役として参加。委員からは様々な意見が出され、まちづくりの目標や将来像、行政が進むべき方向などについて一緒に話し合いました。
また、市民会議での意見を取りまとめた提言書を7月22日、市長室で柴田(しばた)市長に手渡しました。
今回は、市民会議のこれまでの活動を紹介します。
■[5月29日(木)]第1回市民会議 ~まちづくりの将来像を考える~
はじめに、各種団体からの推薦委員11名と、公募による委員7名に柴田市長から委嘱状が交付されました。
会議では、会議の目的・スケジュール等の説明を受け、「あなたが考える、歌志内市の「まちづくりの将来像」は?」をテーマに、まちづくりを進めるなかで今後10年間の目指すべき「将来像」について討論し、委員から様々な意見が出されました。
◇主な意見
・市民の一人ひとりが生きがいを持てるまち
・交流機会の多いまち
・災害に強いあんしんに住めるまち
・学びを深めて社会で活躍していけるまち
・子育てが安心してできるまち
・互いに助け合い、困難に立ち向かえるまち
・市内の企業が増え、多様な会社が活動するまち
■[6月11日(水)]第2回市民会議 ~4つの班に分かれ検討を開始~
第1回で出された将来像を実現するために必要な取り組みと、その取り組みを市民と行政の役割がどのように分担して進めるのかを検討するため、検討テーマ別に4つの班に分かれ、第2回、第3回においてワークショップを行い、第4回に各班が検討結果を発表する行程で行うことを確認した後、ワークショップを開始しました。
◇検討テーマ
(1)観光・福祉など歌志内の産業について
(2)歌志内の将来デジタルまちづくりについて
(3)市民の幸福度の向上につながるまちづくりについて
(4)子どもも高齢者も誰もが歌志内に住み続けてもらうためのまちづくりについて
■[6月25日(水)]第3回市民会議 ~委員からの意見を取りまとめ~
第2回に引き続き検討テーマについてワークショップを行いました。
各班において、検討に補足や軌道修正が必要なポイントを確認した後、ワークショップを再開。意見などを出し合い、発表用の模造紙に取りまとめ、第4回の検討結果の発表に備えました。
■[7月11日(金)]第4回市民会議 ~検討結果を発表~
第2回、第3回で討議してきた検討テーマについて検討結果の発表を行いました。
◇発表された内容の一部
(1)観光・福祉など歌志内の産業について
・高齢になったときでも不安なく過ごせるまちづくりが重要であり、観光プラス福祉の発展に取り組むべき。
(2)歌志内の将来デジタルまちづくりについて
・デジタル化が実現することによって、全国どこでも誰もが便利で快適な暮らしが実現し、人の流れを生み、歌志内に住む機会を生む。
(3)市民の幸福度の向上につながるまちづくりについて
・市民が主体でありつつ、行政が手助けするようなサポートの形が理想。
(4)子どもも高齢者も誰もが歌志内に住み続けてもらうためのまちづくりについて
・(開設予定の)一元化施設で子育て世帯が市民ボランティアなどに子どもを見てもらえると「利便性の高いまちづくり」と「人と人のつながりが強いまちづくり」につながる。
■[7月22日(火)]提言書の手交式 ~提言書を市長へ提出~
手交式には、委員を代表して塚田和征委員長と山中隆志(やまなかたかし)副委員長が出席しました。
塚田委員長から「市長より委嘱を受けた市民会議委員の皆さんからたくさんの意見をいただきました。その意見を提言書として取りまとめましたので、よろしくお願いします」と、これまで討議してきた結果等を踏まえ作成した提言書を柴田市長へ手渡しました。
提言書を受け取った柴田市長は、「皆さんお忙しいなか、お集まりいただき、大変貴重なご意見をいただきました。趣旨をじゅうぶん理解し、実現に向け、今後しっかり内容を検討していきたい」と述べました。