しごと まち・ひと・しごと〔富良野で働く〕

◎富良野で暮らし働く人たちがいて、元気なまちはつくられています。頑張っている事業所や働く人、関連する事業を紹介します

■演劇を通して自分探しを
◆働く人紹介
・関口 ハルナさん/富良野市出身
富良野演劇工場所

◇演劇工場で働き始めたきっかけは
小学校2年生の頃から演劇の舞台に立ち、高校卒業まで演劇活動を続けてきました。卒業後も演劇に関わる仕事をしたいという思いはありましたが、現実的な難しさを感じ、2年間陸上自衛隊に入隊しました。任期満了に伴い除隊したタイミングで、演劇工場の事務局長である樋口さんから声をかけていただきました。「地元で演劇に関われるのは今しかない」と感じ、就職を決めました。

◇どのような仕事をしていますか
今は専門的な職種に就いているわけではありませんが、演劇工場でさまざまな業務を経験しています。ポスターや会報のデザインといった運営に関わる事務作業から、公演時の照明や音響など、舞台裏の技術的な仕事まで、幅広く携わらせていただいています。

◇働いていて感じることは何ですか
一番強く感じているのは「感謝」の気持ちです。学生の頃から演劇の舞台に立ってきましたが、一つの公演を実施するには、役者や演出家、脚本家などの小さなチームだけでなく、ポスターの制作や宣伝などの事務的な作業を担ってくださる方々を含めた、もっと大きなチームによって成り立っていることを、改めて実感しています。

◇今後の展望を教えてください
今の時代、自分自身を見つけることが難しいと感じています。だからこそ、富良野で演劇や表現活動を通して何かに挑戦してみたいと思う人が、少しでも増えてくれたら嬉しいです。そんな新しい自分に出会うきっかけをつくれるような活動をしていきたいと思っています。

趣味は音楽鑑賞で、最近のお気に入りは藤井風さんの「ガーデン」。休日は家族と買い物をして過ごすなど、地元での穏やかな時間も大切にしているそう。
下の写真は公演時に使用する機材を操作している様子。

※写真は広報紙P.26をご覧ください。

■第23回ふらの演劇祭
富良野市内の小中学校5校と富良野高校演劇部、市民創作劇の7団体によって行われる創作演劇の祭典が10月11日(土)~13日(月)の3日間、富良野演劇工場で開催されます。10月13日(月)には富良野演劇工場25周年を記念して第21回富良野演劇工場まつりも開催されます。詳しくは16ページ、または富良野演劇工場ホームページをご覧ください。
・富良野演劇工場ホームページはこちら

※QRコードは広報紙P.26をご覧ください。