くらし ミニ特集 9 月9 日は「救急の日」

■救急車の適正利用~本当に救急車を必要としている人のために
救急車は、けがや病気で動けない人を緊急に医療機関へ搬送するためのものです。「突然の激しい頭痛」「胸の痛み」「急な息切れ」「呼吸が苦しい」など、いつもと違う症状が出たときは、ためらわず119番通報をしてください。しかし近年、緊急性のない要請も増えています。このようなケースは、事故による大けがや命に関わる病気など、本当に救急車を必要としている人への対応の遅れにつながります。

■市の救急出動件数の状況
市の令和6年の救急出動件数は3,140件。令和2年の2,158件から982件増加しました。このうち、入院を必要としない軽症は976件、搬送を必要としないケースは703件で、軽症・不搬送を合わせると全体の53.3%を占めています。
救急車を本当に必要としている人のために、適正利用に協力をお願いします。

■救命講習会に参加しましょう
市では「誰もが応急手当ができるまち」を目指し、救命講習会を実施しています。事前にe-ラーニングを受講すると、通常約2時間の「普通救命講習」を1時間に短縮できる「実技救命講習」も受けられます。いざというときに大切な命を守るため、ぜひ受講してください。今月の講習については本紙13ページでお知らせしています。また、詳しくは市ホームページを確認ください。

■AEDの設置場所を知っていますか?
応急手当のうち、重要な手法の一つが自動体外式除細動器(AED)です。突然、心肺停止に陥った傷病者に対しては、速やかに心肺蘇生法およびAEDによる電気ショックを行うことが、救命率の向上につながります。そのため市消防本部では、市内のAED設置施設を皆さんに周知し、救命処置が必要な傷病者に対して、速やかにAEDを使用してもらえるよう、「恵庭市AED設置施設公表制度」を設けています。
協力施設は市ホームページや施設掲示で確認できます。万一に備えて、身近なAEDの設置場所を確認しておきましょう。

■救急車を呼ぶか迷ったら
「この症状で救急車を呼んでいいのか?」と迷ったときに利用できるサービスがあります。

◇[電話]病院へ行く?救急車を呼ぶ?迷ったら
【電話】#7119
利用時間:24時間(10/1~)
内容:医師・看護師による電話相談

◇[電話]こども医療電話相談
【電話】#8000
利用時間:19時~翌8時
内容:子どもの医療相談

◇[アプリ]全国版救急受診アプリ「Q助」
利用時間:24時間
内容:症状の緊急度に応じた対応案内

◇[アプリ]夜間・休日当番病院を確認恵庭市公式アプリ「えにわっか」
利用時間:24時間
内容:夜間・休日の当番病院検索