くらし これからの伊達市のまちづくり~ 7 つのポイント~ 令和7年度 市政執行方針(2)

(4)「地域経済に活気のあるまちづくり」
本市の基幹産業である農業をはじめとした第一次産業を生かしながら、関係団体の皆さまと連携し、既存産業の振興を目指してまいります。あわせて、新規出店や起業などに対して伊達商工会議所と連携しながら支援を行い、雇用の創出につなげてまいります。
また、第一次産業や豊かな自然環境、札幌圏から近い立地条件など、地域の特性を生かした企業誘致を進め、新たな雇用の創出や市外からの投資を促してまいります。
加えて、本市が有する食や観光の魅力を全国に向けて発信し、伊達市の認知度向上と地域経済の活性化につなげてまいります。

(5)「市民一人ひとりの声を受け取るまちづくり」
昨年は、多くの皆さまとタウンミーティングを実施し、参加者から市政に対する思いを伺い、私からは市の施策についてご説明しました。
一足飛びに全ての課題を解決することはできませんが、引き続き、市の施策について、分かりやすい情報発信に努め、市民の皆さまと共にまちづくりを進めてまいります。
また、市民協働を推進するため、市民の自発的な活動について支援を行い、まちづくりへの参画を促してまいります。

(6)「持続可能で充実した行政サービスを提供できるまちづくり」
地方行財政を取り巻く厳しい環境の中、負担を次世代へ先送りすることなく、施策や事業の優先順位をしっかりと見極め、安定した財政基盤の確立を図ってまいります。
また、厳しい予算編成の中でも、知恵を絞り、効果的な施策に取り組むほか、事業の精査とDXの推進による効率的な業務改善を行い、必要な市民サービスの維持に努めてまいります。
あわせて、複雑化・多様化する社会課題に対応するため、地域おこし協力隊や地域活性化起業人など外部人材の登用や、現在、室蘭工業大学などと共同で取り組んでいる「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)事業」など民間の力を活用しながら、本市の課題解決に取り組んでまいります。

(7)「伊達市の将来を見据えたまちづくり」
若い人が住み続けられるまち、伊達に戻ってきたいと思えるような魅力的なまち、市外からも積極的に投資したいと思えるまちにする必要があると考えています。そのためにも本市の資源を磨き上げ、外部に積極的に発信してまいります。
また、魅力ある地域づくりや奨学金返還支援事業など、各施策を組み合わせながら定住促進と地域の人材確保を図ってまいります。
あわせて、行財政運営などの見直しを進めると同時に、行政サービスの整理、検討を進める必要があると考えております。
「自助、共助、公助」における市民と行政の役割分担など、市民の皆さまと対話を重ねながら、これからの社会に適応した地域コミュニティの在り方を検討してまいります。

◆おわりに
北海道においては、ニセコエリアのインバウンド需要や千歳市周辺の次世代半導体関連企業の進出による地域経済の底上げも見られるなど、明るい話題もあります。
これらの波及効果も想定されることから、両地域から近く、地理的に恵まれている本市においても、市外からの投資を呼び込み、地域資源と融合させることで、新たなイノベーションを起こすことができるチャンスでもあると考えられます。
必要な施策にスピード感を持って取り組むとともに、市民、関係団体の皆さまと対話を進め、共にまちづくりを進めてまいります。
「子どもの笑顔が真ん中にあるまち」を目指し、子どもや若者、高齢者など全ての市民の皆さまが、生き生きと暮らし、活躍できる環境をつくるため、伊達に魅力を感じ、誇りを持てるまちの実現に向けて、全力で市政に取り組んでまいります。

問合せ:企画課企画調整係(市役所2階)
【電話】82-3114