- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道新篠津村
- 広報紙名 : ふれあいの里 新しのつ 令和7年4月号
令和7年第1回議会定例会が3月10日から18日の日程で開催されました。今月号は「村政・教育行政執行方針」と「新年度予算の概要」についてお知らせします。
【村政方針】
村長 石塚隆
令和7年度は、まちづくり総合計画を指針とした、これまでの人口対策や住環境整備、地域経済の活性化などの課題に引き続き取り組むほか、直面する防災・健康・教育課題にも対応し、村の将来像を実感できるよう目指します。
■[0]はじめに(行政執行方針)
村長に就任してから、まもなく2期目の8年が経つところです。
就任時から最重要課題として掲げていた人口減少対策とともに「新篠津村まちづくり総合計画」に掲げる各種施策は、これまで村民の皆様、村議会議員をはじめ、関係各位のご理解とご協力のもとで、将来像である「豊かな田園に囲まれた笑顔あふれるまち・新しのつ」を目指して鋭意努力を重ねてきたところです。
また「新篠津村まち・ひと・しごと創生総合戦略」として令和7年度からの新たな3期目の5ヶ年計画を策定しました。
残念ながら、これまでを振り返ると、人口減少に歯止めがかからない状況が続いていますが、単に人数の増減のみに注目するだけではなく、総合的な施策が人々に評価された結果が、村民個々の幸福度に繋がり、その積み重ねを続け、本村の総合力を上げていくものと考えており、引き続き強い責任感を持ってこの難題に取り組みたいと考えています。
目指していく方向性として、対外的に観光面においては、ただ単に通過するのではなく、本村が目的地となれるよう、また、村内的には、人と人の繋がりが近く、お互いの顔が見えるコミュニティを大きな強みとして、小さくとも未来に向けて持続的で活気あふれる地域づくりを全力で取り組みます。
令和7年度予算は「まちづくり総合計画」を指針とした、これまでの人口対策や住環境整備、地域経済の活性化などの課題に引き続き取り組むほか、直面する防災、健康、教育にもしっかり対応し、掲げる村の将来像を実感できるよう目指します。
■[1]村民と行政の協働によるまち
◆01 村産米の魅力発信
▽ふるさと納税の寄附および交流人口の増加につなげるため、村産米の生産者を始め米作りに携わる方々の想いを魅力的に発信
◆02 自治区自治会
▽時代の変化や世代交代が進んでいることを契機として捉え、新たなコミュニティの変革点として更なる自治区自治会への支援を実施
▽コミュニティの集大成となる「青空まつり」の開催も時代に合わせた変革を実施
◆03 ふるさと納税
▽お米に偏らない幅広い返礼品の魅力発信に取り組み、安定した財源となるよう推進
◆04 DX推進
▽行政システムの共通化・標準化を令和7年度末までに完了
▽マイナンバーカードの普及に伴い、デジタルデバイドの解消に努め、地域のデジタル化を推進
■[2]快適で安全なまち
◆05 環境対策
▽公共施設のLED化の推進および役場公用車に電気自動車を初導入
◆06 移住定住促進策
▽交流・関係人口の開拓を進める、道内外の各種イベントや観光行事において積極的なPR
◆07 除排雪体制
▽雪によるマイナスイメージを払拭するため、より一層の安心・安全な生活路線の確保
▽最新技術を取り入れた効率的で万全な対応
◆08 交通確保
▽村営バス2路線の安全で安定した運行
▽主要交通路線である北新線(新篠津ー岩見沢間)の路線維持を支援
◆09 消防・救急体制
▽「札幌圏消防通信指令共同化事業」が令和7年10月から開始
▽札幌市を含む石狩管内すべての市町村の「119番」の消防指令センター業務が一元化
◆10 防災関係
▽避難所の名称変更等に伴いハザードマップを一新し、改訂版を全村民に配付
▽災害時を想定した避難訓練を定期的に実施
▽防災行政無線とLINEを連動させた、より幅広く確実な情報発信の運用