- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道鹿部町
- 広報紙名 : 広報しかべ 2025年10月号
こんにちは保健師です
今月の担当は、山田 侑季です。
■秋バテに注意しましょう
この夏の猛暑を何とか乗り越え、過ごしやすい日が増えてきたのに、だるさや疲れが抜けない、食欲がないと不調を感じている方はいませんか?それは秋バテのサインかもしれません。
◆症状からみる秋バテチェックリスト
・疲れやすい、体がだるい
・やる気が出ない
・食欲がない、胃腸の調子が悪い
・朝、スッキリ起きられない
・寝つきが悪く、ぐっすり眠れない
・肩こり、頭痛がする
◆秋バテの原因は?
○生活習慣
夏の生活習慣そのままに、薄着で過ごしたり、シャワーだけで済ませたりすると、身体の疲れが出やすくなります。また、冷たいものばかり食べていると胃の働きが悪くなり、消化不良を引き起こすこともあります。
○気温の変化
夏から秋へと変化する気温の変化に身体がついていけず、自律神経の働きが乱れ、血行が悪くなり様々な体調不良の原因となります。
○気圧の変化
秋口は雨や台風が多く、気圧変化により頭痛やめまいなど、様々な体調不良が起きやすくなります。自律神経の乱れと相まって、秋バテ症状を悪化させます。
◆早めの対策で秋を快適に過ごしましょう!
○空調管理・体温調節
秋バテを予防するには、気候や温度の変化に身体を順応させるため、空調管理や体温調節など環境を整え、生活習慣を夏から秋へ上手に切り替えることが大切です。
・気温が下がってきたらエアコンを切る。設定温度は室内と室外の気温差を5度以内にする。
・冷房が効いている室内にいるときは、上着やカーディガンをこまめに着脱して温度調節をしましょう。ハイソックスやひざ掛けなどでお腹周りや下半身の保温を心がけましょう。
○食生活
秋口の食生活で気を付けたいのは、体を冷やすものはできるだけ避けて、体を温めるものを積極的に取ることです。もちろん栄養バランスのとれた食事を1日3食、規則正しくとることも大切です。
・冷たい飲み物から温かい飲み物に替えましょう。
・身体を温める食材を取り入れましょう。
○睡眠
就寝時はまだ暑くても、朝晩一気に冷え込むこともあります。睡眠時間が足りないと夏の疲れが取れないばかりか、ますます疲れがたまって、秋バテとなってしまいます。ぐっすり眠って心身の疲れを解消しましょう。
・朝晩冷え込むことが多いので、長袖パジャマにして、厚手の布団も用意しておきましょう。
・シャワーだけでなく、ぬるめのお湯にゆっくりとつかりましょう。体が温まり、疲れも取れ、良い睡眠につながります。
○運動
適度な運動には血液循環をよくして、冷えの解消に役立つだけでなく、自律神経を整える作用もあります。秋バテ予防には、いきなり激しい運動を行うよりも、無理なくできる運動を続けることが大事です。
・朝夕の涼しい時間にウォーキングや軽い運動
・仕事の合間にストレッチ
・就寝前に軽いヨガ
※単なる疲れだと思っていても、がんや糖尿病、貧血、肝臓病、膠原病などの病気が原因になっていることもあります。生活習慣に気を付けても疲労が解消しないときは、かかりつけ医や内科医を受診しましょう。
お問い合わせは、役場保健福祉課保健推進係
【電話】01372-7-5291へ。
