- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道真狩村
- 広報紙名 : 広報まっかり 令和7年4月号
▽行政諸事務について
本年度は、参議院議員通常選挙が実施されます。選挙事務の適正な管理執行に努め、投開票事務作業がスムーズに行なえるよう、公正な選挙事務に万全を尽くします。
社会情勢の急激な変化に伴い、行政における課題も複雑かつ多様化しており、職員一人ひとりが経営的な視点を持ち、今後の財政状況を認識した上で各施策の優先度や重要度を見極める体質の構築が求められていることから、各種職員研修への派遣など、職員の意識・能力の向上及び組織の活性化に務めながら行政サービスの向上を図ります。
■農業・農村の持続的な発展
昨年は例年より積雪量が少なく、春先の好天に恵まれたことから春耕作業は概ね順調に進みましたが、6月の干ばつや7月下旬の大雨と気温の上昇の影響により、野菜全般に軟腐等の障害が発生しました。
基幹作物の品質・収量等は、馬鈴薯が干ばつの影響を受け、収量は若干減少しましたが、価格はやや高値となり、人参・大根は、大雨と高温により正品率が低下し、価格も前年対比で7割程度と低迷しました。てん菜は平年並み、小麦や小豆は日照時間が長く、大きな災害や台風被害が少なかったことから増収となりましたが、農業粗生産額は、平年をやや下回る結果となりました。
近年の気候変動等による自然災害の多発や栽培適地の変化、国際紛争の長期化や急激な円安の進行による肥料や飼料をはじめとした生産資材の高止まりや、燃料・電気料の値上げによる生産コストの上昇によって、引き続き農業経ます。
このような状況のなか、国や北海道においては価格高騰による農業経営の影響を緩和するための対策を行っており、村においても飼料の高騰、個体販売の減収により非常に厳しい畜産業に対して、前年度に引き続き「畜産業物価高騰対策支援事業補助金」により影響緩和や安定した経営の継続を支援します。
さらに今年度も「ゆり根種子購入費助成事業補助金」により、村の生産量日本一を誇る代表的な作物である、ゆり根の持続的な生産を確保するため、種子購入に対する助成を継続します。
国補助事業等については、農村の多面的機能を支える活動や、地域資源である農地や農道等の質的向上を図る多面的機能支払交付金事業、将来の集約化に重点を置いた農地利用の実現に向けて、融資を受けて必要な農業機械及び施設の導入を支援する経営体育成支援事業、スマート農業の営に甚大な影響を及ぼしています。このような状況のなか、国や北海道においては価格高騰による農業経営の影響を緩和するための対策を行っており、村においても飼料の高騰、個体販売の減収により非常に厳しい畜産業に対して、前年度に引き続き「畜産業物価高騰対策支援事業補助金」により影響緩和や安定した経営の継続を支援します。さらに今年度も「ゆり根種子購入費助成事業補助金」により、村の生産量日本一を誇る代表的な作物である、ゆり根の持続的な生産を確保するため、種子購入に対する助成を継続します。国補助事業等については、農村の多面的機能を支える活動や、地域資源である農地や農道等の質的向上を図る多面的機能支払交付金事業、将来の集約化に重点を置いた農地利用の実現に向けて、融資を受けて必要な農業機械及び施設の導入を支援する経営体育成支援事業、スマート農業のろうとする農業者には、担い手確保・経営強化支援事業等を、農業後継者の経営発展計画への取組みを支援する、経営継承・発展支援事業をそれぞれ実施します。
酪農・畜産については、ようてい乳牛検定組合運営事業補助を継続実施し、村営美原牧場についても、指定管理者による健全で効果的な管理運営を行います。
民有林の整備については、豊かな森づくり推進事業による植栽事業補助、森林環境譲与税を活用した下刈事業補助を行います。
村有林の整備においては、国の温室効果ガス削減に向けた森林吸収源対策としての森林整備のため、適切な森林施業を進めていきます。
エゾシカ・アライグマなど鳥獣による農業被害防止対策については、猟友会など関係機関の協力のもと、巡回及び捕獲活動に取り組みむとともに、侵入防止柵等の購入費助成を継続して行い、併せて、ヒグマ出没時等の体制整備を図るとともに、事故や農業被害の防止・軽減に努めていきます。