- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道倶知安町
- 広報紙名 : 広報くっちゃん 令和7(2025)年4月号
令和7年度当初予算が、3月に行われた第一回定例町議会で審議され、成立しました。当初予算は、一年間の町の総収支額を見積もり、そのお金をどのように生かすのか示したものです。
今月号の特集では、今年度のお金の計画について説明します。
※金額は四捨五入・切り捨て・切り上げをしているため、合計と一致しないことがあります
■令和7年度当初予算は191億6,564万円に
倶知安町の会計は、一般会計・特別会計・上水道事業会計・下水道事業会計に区分して経理されています。
倶知安町における令和7年度予算総額は、各会計を合わせた191億6,564万円で、前年度比1.5%(2億7,416万円)の増となりました。
そのうち一般会計は、145億3,900万円で、前年度比6.6%(8億9,600万円)の増となり、特別会計は、8億534万円で前年度比5.1%(3,940万円)の増となっています。
また、上水道事業会計は、22億9,497万円で、前年度比26.9%(8億4,417万円)の減、下水道事業会計は、15億2,633万円で前年度比13.6%(1億8,293万円)の増となり、となりました。
■財政に関する用語解説
一般会計:税金を中心とした収入で、福祉や教育、道路など幅広い範囲の事業を行う会計
上水道事業会計:独立採算による事業を経理する会計。主に水道水の供給や水源、水道管の整備や維持管理を行う
下水道事業会計:特定の収入で特定の事業を行う会計。主に下水道管や下水処理施設の整備や維持管理を行う
▽特別会計
特定の収入で特定の事業を行う会計。倶知安町の場合、次の4つを特別会計として設けている。
(1)国民健康保険事業…主に国民健康保険加入者の医療費を給付する
(2)後期高齢者医療事業…主に75歳以上の方の医療費を給付する
(3)介護保険サービス事業…主に地域包括支援などの介護事業の運営管理の費用を支出する
(4)地方卸売市場事業…主に町地方卸売市場施設の維持管理を行う
■一般会計の歳入
▼比べる歳入
前年度と比較し、大幅に増減した項目とその主な要因を説明します。
・増加/町税(前年度比+3億7,179万円)固定資産税や入湯税、宿泊税が堅調に伸びていることから増額
・増加/諸収入(前年度比+1億447万円)標準準拠システム移行のためのデジタル基盤改革支援補助金を計上するため増額
・増加/繰入金(前年度比+2億296万円)小中学校や文化福祉センターなど町施設の設備更新などを控えるため増額
・現象/寄付金(前年度比-700万円)企業版ふるさと応援寄付金の減額が見込まれることから減額
▼固定資産税は10年前に比べ約16億円の増額
▽町税・地方交付税の推移(平成28年度~令和7年度当初予算額)
町税・地方交付税の推移(平成28年度~令和7年度当初予算額)町税は、前年度比8.3%(3億7,179万円)の増となりました。
大きな割合を占める固定資産税は、平成27年度の決算額が10億790万円でしたが、毎年継続的に増額しており、今年度も伸びを見せ、26億711万円の歳入を見込んでいます。特にニセコひらふ地区における大型物件の新築などが大きな要因となっています。
また、町税の増額に伴い、地方交付税は前年度比1.8%(3,000万円)の減額を見込みます。
▼宿泊税増額見込み インフラの安定化や観光振興施策に
町では、法定外目的税の「宿泊税」を導入しており、観光振興を図る事業の財源として活用しています。
コロナ禍を切り抜け、観光客数が回復したことから、今年度は5億6,000万円で前年度比12.0%(6,000万円)の増額を見込みます。
観光客の受け入れ環境整備を行う地域DMOの倶知安観光協会では、循環バス交通の運行強化や町民割引を利用できる「KutchanID+」などの取り組みを行っています。また、交通や地域理解促進などの分野での活動を発展させるため、組織体制の強化および人材育成が進められています。
そのほか、宿泊税は右表の事業などに活用されています。
▽宿泊税活用事業の一例