- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道泊村
- 広報紙名 : 広報とまり 令和7年4月号
■第五 子育て支援
児童福祉法及び母子保健法が改正されたことから、今までの「泊村子育て世代包括支援センター」から新たに「泊村こども家庭センター」として子育て世代に対する包括的な支援のための体制強化を昨年度からいち早く行っております。
国においては、こども基本法により、全ての子どもが、将来にわたって幸福な生活を送ることができる「こどもまんなか」社会の実現を目指し、こども政策を総合的に推進することとなっております。
泊村においても、今年度より、妊産婦の方々の悩み相談の対応やサポートを行う、「産前・産後サポート事業」を実施し、子どもとその家庭及び妊産婦等を対象とした切れ目のない支援を進めてまいります。
また、家事・育児等に対して不安や負担を抱える子育て家庭、妊産婦、ヤングケアラー等がいる家庭には、家庭や養育環境を整え生活の安定に繋がるよう、サポートプランを作成しまして、支援対象者と支援者であるこども家庭センター職員が一緒に考え、子どもの成長を見守り、必要時には「短期入所生活援助事業」等の家庭支援事業を利用しながら、子育てをサポートできる環境の充実を継続して実施してまいります。更には、小中学校での命の教育を引き続き実施し、今年度から保育所入所児まで対象を拡大し実施致します。
今後におきましても、子ども発達巡回支援専門員派遣事業を実施した中で、きめ細やかな子どもへの対応を行い、保育所、学校、学童クラブ等と協力しながら、安心して子どもを産み育てられる村、持続可能な地域社会を目指して取り組んでまいります。
また、昨年度から実施しております〇〜二歳児の保育料及び副食費の無償化、小中学校の学校給食費及び学校教材費の無償化や中学生入学準備金の助成等をはじめ、手厚い村独自の助成制度を継続し、子育て世代の経済的な支援を図ってまいります。
■第六 地域公共交通の確保について
高校生の通学や高齢者等の通院等で、村民の皆様にとって重要な路線でありました中央バス神恵内線は、令和六年九月末をもって廃止されましたが、廃止後の地域住民の移動手段を確保するため、岩宇四町村で協議会を立ち上げ、空白期間を生じることなく十月一日より「しおかぜライン」として新たに運行を開始しております。
「しおかぜライン」は、利用される皆様の利便性を考慮し、これまで同様の運行便数を維持し、終点を岩内高校まで延伸し、途中にある、岩内協会病院にも停車をしております。
これまでの「福祉乗車証交付事業」は、「しおかぜライン」の運行開始に併せて、利用できる区間を岩内高校から川白までの区間を無料とし、更には、岩内高校の生徒が通学するための定期券も無料で交付しており、今年度も引き続き実施してまいります。
令和四年四月より開始した村内循環バスについては、多くの村民の皆様にご利用をいただいておりますが、今後におきましても利用される皆様等のご意見を踏まえ、改善出来るものは改善し、これまで以上に利用される皆様の利便性の向上を図ってまいります。