- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道泊村
- 広報紙名 : 広報とまり 令和7年4月号
■令和七年度 特別会計
◇国民健康保険特別会計
国民健康保険は後志広域連合を保険者とし北海道との連携のもと、安定的な財政運営や効率的な事業運営を行っています。北海道国保運営方針では令和十二年度に、統一保険税率とすることから、資産割等の税率を令和六年度から二年毎に段階的に引き下げ、令和八年度から賦課方式をこれまでの四方式から資産割を廃止した、三方式へ統一致します。また、健診受診勧奨や重症化予防への取組など、健康増進への支援を行ってまいります。
本年度予算額は、四千百三十三万八千円で、前年度対比六・六パーセント増の予算となり、歳入においては保険料と一般会計からの繰入金一千七百六十二万六千円を計上し、歳出では主に後志広域連合負担金三千五百十四万二千円を計上いたしました。
◇後期高齢者医療特別会計
北海道後期高齢者医療広域連合を保険者とし、後期高齢者が住み慣れた地域で出来る限り、長く自立した日常生活を送ることが出来るよう支援致します。高齢者の心身の多様な課題に対応して、きめ細かな支援を実施するため介護保険の地域支援事業や国民健康保険の保健事業を一体的に実施してまいります。
本年度予算額は三千四百五十五万円で、前年度対比六・九パーセント減の予算となり、歳入においては保険料と一般会計からの繰入金一千二百六十五万七千円を計上し、歳出では主に北海道後期高齢者医療広域連合納付金三千三百七十九万円を計上いたしました。
◇泊村簡易水道事業会計
泊村簡易水道事業は、村民の皆様に安全・安心な水を安定的に供給するため、令和三年度から泊浄水場前処理施設の建設を行い、茅沼浄水場や盃配水池等の改修を実施し、施設の長寿命化を図ってまいりました。
管路施設については、今年度、茂岩地区の温浴施設建設に併せ、茂岩地区の配水管を更新し、さらに今後、認可区域の拡大が予想されるために事業認可変更に向けた申請書作成業務を実施してまいります。
一般会計からの補助金は茂岩地区配水管更新工事に充当の電源立地域対策交付金三千万円、泊浄水場前処理水流量計設置工事及び泊村簡易水道事業変更認可申請書作成業務に充当の公共用施設維持修繕・維持補修基金三千三百二十七万五千円を含め八千六万五千円を計上し、令和七年度の予算については、事業費一億千二百八十四万円を計上し、前年度比二千五百二十七万三千円の減となりました。
◇泊村下水道事業会計
泊村下水道事業は、令和六年度から泊村集落排水事業特別会計と泊村公共下水道事業特別会計を統合し、簡易水道事業と同様に公営企業会計に移行し、事業を実施しております。今年度の事業としては、盃地区浄化センター維持管理業務、集落排水施設機能保全計画に基づいたマンホールポンプ所ポンプ制御盤更新工事等を実施し、泊地区浄化センターでは下水道ストックマネジメント計画に基づき機器の改修工事を実施致します。下水道事業を適切に実施することにより住民生活に支障の無いよう適切に維持管理をしてまいります。
財源については、原則、下水道使用料収入等で賄うところでありますが、施設更新計画に基づいた設備の更新や下水道施設建設費の起債償還のため、今年度も一般会計からの補助金三億七千七百六十九万四千円を計上し、予算については、事業費四億四千百六十六万六千円を計上し、前年度比六千四百七十六万円の減となりました。
■むすび
以上、令和七年度の村政執行に関する私の所信と基本的な方針を申し述べさせていただきました。
現在の厳しい社会経済情勢に対し、村として村民の皆様に寄り添った対応をしながら、地域の特性を活かし、地域に根ざした施策を展開することが強く求められています。泊村の更なる「繁栄と躍進」を希い、「泊村に住んで良かった」と云われ、誇りの持てる「安全で安心した村づくり」を目指し、総合計画を重視しながら、特色ある村づくりのために村民の皆様と共に努力をしてまいる決意であります。
村議会議員の皆様、村民の皆様、
より一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。