- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道由仁町
- 広報紙名 : 広報ゆに 2025年4月号
2.グローバル化社会に対応した人材の育成
豊かな国際感覚、異文化理解と人権意識を身に付け、国際社会で活躍できる人材を育成するために、引き続き、ネイティブの外国語指導助手(ALT)を2名配置し、就学前から中学校まで継続的に英語に触れる機会を確保し、実践的英会話やコミュニケーション能力、異文化理解の向上に努めてまいります。
また、小学生から英語のコミュニケーション能力の育成と基礎学力の向上に向けて、昨年度に引き続き、外部の専門家による児童への英語の授業を実施してまいります。
グローバル教育の出発点は、自分たちの住む郷土の歴史や文化を学ぶことから始まります。総合学習や文化部活動、ボランティア活動、農業体験、職業体験など、地域の人たちとの触れ合いや交流を通じて、豊かな人間性と社会性を育み、郷土への誇りを持つ若者を育ててまいります。
また、全面改訂した小学校社会科副読本のデジタル化に合わせて広く一般にも公開し、由仁町を知るきっかけづくりにも活用してまいります。
3.教職員の指導力向上と働き方改革の推進
教職員の指導力向上につきましては、校内外における研修機会の確保と自主的な研修に対して支援を行い、教職員の資質・能力と意識の向上に努めてまいります。
また、子供たちへのよりよい教育実践、子供たちに寄り添う時間を増やすためには、教職員自身のプライベートの充実や健康で文化的な生活を送ることが重要です。当町では、「学校における働き方改革アクションプラン」に基づき、引き続き、教職員の超過勤務の削減に努めてまいります。
4.地域に根ざした学校づくり
地域に根ざした教育活動を充実させるためには、学校と地域がビジョンや目標を共有し、学校、保護者、地域住民が一体となって学校運営を推進することが重要です。「由仁町学校運営協議会」(コミュニティ・スクール)では、引き続き、小中学校の経営計画の承認や評価、個人および企業・団体による学校支援ボランティアバンク事業などを進めてまいります。
また、毎年11月1日を「ゆに教育の日」とし、町民の誰でもが参観できる「一斉公開授業」を実施するとともに、小中学生の交流を目的に学校生活の課題、将来の夢などを語り合う「夢づくり子ども教育委員会」を開催してまいります。
5.安全・安心な地産地消による学校給食の充実
学校給食につきましては、食に関する正しい知識や望ましい食習慣の定着を図るため、栄養教諭による食育指導の推進や地産地消の観点から、地元産の農作物等を活用する「由仁のもの学校給食」を継続し、安全で安心な給食の提供に努めてまいります。
また、食材等の高騰に伴い給食費を値上げしなければ現在の給食食材の確保が難しい状況ですが、今年度は保護者が負担する給食費の値上げ相当分を公費で負担し据え置くとともに、引き続き、学校給食の残食を減少させる取組を進めてまいります。
6.大学・高校との連携の推進
昨年度に引き続き、道内外の大学、高校、企業等との連携を進め、産学官連携による学校教育、社会教育の充実を図ってまいります。そして、将来は、由仁町を道内外の大学、高校のフィールドワーク、アクティブラーニングの拠点にすべく、そのための取組を進めてまいります。