くらし [トピック1]令和7年度 町政執行方針(4)

■主要な施策の推進
3 快適で安全・安心なまちづくり
次に生活環境分野について申し上げます。
一つ目は廃棄物・上下水道についてであります。
廃棄物対策につきましては、2市1町による「いわみざわ環境クリーンプラザ『いわぴか』」での広域処理を開始して10年が経過しようとしています。各家庭や地域の皆さんのご理解とご協力により、ごみの分別が定着してきていることに対し、心からお礼申し上げます。今後においても分別の徹底と減量化、リサイクルの推進にご協力いただきますようお願い申し上げます。
上下水道未給水区域の飲用水供給設備設置に要する経費の助成、合併処理浄化槽の新設および修繕費用に対する助成につきましては、今後も継続してまいります。
下水道につきましては、令和4年度より進めてきた汚水処理施設の機能強化事業が令和7年度で完了する予定です。引き続き安定的な維持運営に努めてまいります。

二つ目は有害鳥獣対策についてであります。
近年、道内各地においてヒグマの被害や目撃情報が増加傾向にあります。町内でも出没が見受けられるようになってきていることから、鳥獣被害対策実施隊による巡回や出役体制を見直し、ヒグマ対策を強化するとともに、月形町鳥獣被害防止対策協議会、猟友会などの関係機関とも連携を図りながら、町民の安全・安心のため万全を期してまいります。

三つ目は消防・防災についてであります。
消防につきましては、町民の安全・安心の確保を最優先とし、複雑多様化する各種災害に迅速に対応するため、新たな時代のニーズに応じた消防体制の確立に努めるとともに、消防施設や消防資機材の計画的な整備・更新に取り組み、災害に強いまちづくりを目指してまいります。
また、地域住民に最も身近な存在である消防団を中核とした地域防災力を充実強化するため、装備や訓練などの充実を図りつつ幅広い世代が入団しやすい環境や様々な技能を持った方が消防団員として活動可能な環境を整えていくことにより多様な人材を確保し、地域住民が一体となって消防団活動のさらなる活性化に取り組んでまいります。
近年、国内はもとより世界各国において大規模な地震や大雨などによる自然災害が発生しています。月形町地域防災計画や避難所運営マニュアルに基づき、関係機関と連携を図りながら、災害発生時への対応強化に努めてまいります。
また、災害時対応を想定し、災害備蓄品の更新を引き続き進めてまいります。
防災情報をはじめとする各種情報発信に活用してきたIP告知端末の運用は本年9月をもって終了いたします。昨年開設した公式ラインを活用し、防災情報の伝達を速やかに行う体制を整備するため、引き続きスマートフォンの購入助成制度による普及拡大を推進してまいります。

四つ目は交通安全・防犯についてであります。
本町におきましては、関係機関や各事業所が協力し、児童生徒への交通安全指導の実施や登下校時の声掛けなど、日常生活に溶け込んだ啓発が行われています。今後も月形町交通安全推進協会や月形町交通安全指導員と連携し、交通安全意識の高揚と事故防止に努めてまいります。
また、防犯活動につきましても月形防犯協会、岩見沢警察署および月形駐在所・札比内駐在所と連携し、犯罪のないまちづくりを推進してまいります。