くらし 令和7年度 町政執行方針(要旨)(3)

■~安全で生活しやすい快適なまちづくり~
7つの柱

◇環境衛生
本町では、資源リサイクルによる循環型社会を構築するため、ゴミの分別・資源化に取り組んでいます。限りある資源の有効活用を図り、生活環境の保全及び公衆衛生の向上に努めてまいります。
また、今年度は、福祉施設群における災害時のレジリエンスの向上を目的とした太陽光発電及び蓄電池設備の導入に向けた実施設計を行い、次年度以降に再生可能エネルギーを最大限活用したマイクログリッドの構築に向けた事業継続強化事業の取り組みを加速していきます。

◇上下水道等の充実
簡易水道事業は、生活基盤近代化事業を活用した、配水池の耐震化事業を令和5年度より着手し、本年度完了を予定しております。
農業集落排水事業は、安全で快適な下水道サービスを持続的・安定的に供給するため、適正な時期の更新を行ってまいります。
今後も農業用水域の保全、町民の生活環境の向上に資するため、農業集落排水処理施設及び個別排水処理施設の適正な維持管理に努め、健全な事業運営を行ってまいります。

◇住宅施策
現在管理しております町営住宅は、公営住宅160戸、特定公共賃貸住宅4戸、地域優良賃貸住宅2戸、単身勤労者住宅8戸、勤労者住宅4戸の計178戸となっております。
平成29年度より稲穂団地の建て替えを進めていた事業は、本年度のF棟建設をもって完了となります。
今後は、新たな公営住宅等長寿命化計画を策定し、計画的な公営住宅の長寿命化改修や、長期にわたり住宅を使用できるよう適正な維持管理に努めるとともに、住宅使用料の収納率向上に努めてまいります。

◇消防・救急の充実
「高機能消防指令システム」及び「統合型位置情報通知システム」により、通報者の位置情報や災害地点の即時特定、現場への到着時間短縮につながっております。
本町の火災発生状況は、昨年は1件でしたが、無火災を目指して、防火意識の啓蒙などを積極的に進めていかなければならないと考えております。
昨年の本町に係る救急業務の出場件数は126件で前年と比べて減少はしていますが、今後も迅速かつ確実な救急対応により、地域の安全と安心の確保を図ってまいります。

◇防災・治水の充実
本年度は、防災行政無線システムの導入により各戸に配置した戸別受信機及び、スマートフォンアプリを活用した即時の緊急情報に加えて、平常時の注意喚起や行政情報など、住民への情報発信体制について適正な運用を図ってまいります。
治水対策につきまして、令和7年度は、芽生川下流部の浚渫工事を実施し、普通河川の計画的な維持管理に務めてまいります。
水中ポンプの設置稼動については、関係機関と連携を密に洪水災害の未然防止に万全を期してまいります。

◇交通安全・防犯活動の充実
本町の交通事故死ゼロの継続につきましては、本年2月6日に、「2,500日」を達成いたしました。引き続き交通事故死ゼロの町を継続できるよう、一日一日を着実に積み重ねていきたいと考えております。
防犯活動につきましては、近年はSNSを使用した投資詐欺や高齢者を標的とした特殊詐欺での被害が全国的に後をたたず、気づかないうちに巻き込まれている事例が多く報告されています。警察をはじめ防犯・交通関係団体などとの連携を強化し、犯罪や事故のない「安全で安心な地域づくり」に努めてまいります。

◇道路、雪対策の充実
町道の整備につきましては、舗装修繕計画に基づき、町道東1丁目線の舗装修繕を継続して行い、新規では町道山3線の舗装修繕に着手いたします。今後も道路交通網の適正な維持管理と維持補修に努めてまいります。
橋梁につきましては、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、山下橋、国見橋の2橋の修繕を行います。冬期間の除排雪対策については、除雪機械の計画的な更新に取り組むとともに、生活道路の安全確保や緊急車両の通行確保に努めるなど、今後も効率的な除排雪が実施されるよう業務を遂行してまいります。