- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道雨竜町
- 広報紙名 : 広報うりゅう 2025年4月号
▼明るい未来を描く教育・文化・スポーツのまちづくり
▽健やかな成長を支える教育の充実
雨竜町の豊かな自然、歴史や文化への理解を深めながら、社会の変化に対応し、自立の精神にあふれる子どもたちを育成する教育行政を推進してまいります。
「ふるさと うりゅう」に誇りと愛着を持つ児童生徒を育成するため、地域とともにある学校づくりを進め、これまでの小中一貫教育の経験を児童生徒の指導に反映し、家庭と連携した学校教育の充実に努めます。
一人ひとりの自己肯定感を高めるとともに、すべての人を価値ある存在として尊重し、共に支え合う心を育み、可能性を引き出す教育に取り組んでまいります。
学校法人田中学園立命館慶祥小学校との連携事業を推進し、学校間交流による子どもたちの様々な経験を通じて、教育の質の向上を図ります。
▽仲間とふれあい笑顔あふれる生涯学習社会の形成
一人ひとりが健康で心豊かな生活を送るため、生涯学習社会の形成による「地域づくり」、「人づくり」、「仲間づくり」を推進します。
子どもたちの健全育成と幼児から高齢者まで生涯にわたる学習活動の充実を図り、各種事業が学びに対する動機づけにつながるよう、学習機会の充実に努めてまいります。
心身ともに健康で明るく豊かな生活を送れるよう年間を通してスポーツの振興に努め、各スポーツ団体等と連携し、環境づくりや事業支援等を行います。
芸術文化の振興については、各種文化団体の育成や活動を支援するほか、札幌交響楽団を招へいした「すまいるコンサート」の開催、文化活動への参加や優れた芸術文化に触れる機会の提供に努めます。
また、郷土伝統芸能保存活動に対する支援と推進を図ります。
社会教育施設の適正な維持管理に努め、有効活用の推進と利用改善に取り組んでまいります。
▼住民参加による愛着のあるまちづくり
▽地域コミュニティ活動の推進
地域コミュニティを形成するうえで、町内会の役割は重要なことから、引続き地域住民と行政の連携を図るとともに、町内会活動や地域を主体としたコミュニティ活動の支援に努めてまいります。
▽町に人を呼び込む活動の展開
人口減少を緩やかなものとするため、町民の参加しやすいイベントの開催や、定住促進事業の拡充と防災対策強化により、安心して住み続けたくなる「うりゅう」の魅力を町内外に向け情報発信してまいります。
ふるさと納税制度については、各種取り扱いサイトにおけるPRの強化、地方創生事業における学びの充実を目的とした小学生向け英語塾や、小学生向けプログラミング塾の開講による学習機会の拡充、都市からの交流人口増加を目的としたイベントの開催による地域活性化を図ってまいります。
地域おこし協力隊については、地域として必要とされる人材の確保に向け、新たな隊員の募集を進めてまいります。
▽行政情報の積極的な提供と住民との対話の促進
町ホームページ、広報うりゅう、防災行政無線を活用した町民に必要な行政情報を的確に伝えるため、情報発信に努めてまいります。
また、住民ニーズを的確に把握するため、町政懇談会や町内会長会議を通して、町政への意見反映に努めてまいります。
▽行財政健全化の推進
行政水準の向上を図るため、健全財政の維持に努め、各種経費の節減・合理化及び財源の確保に努めるとともに、地方債の繰上償還による将来を見据えた健全な財政運営と各種基金の適切な運用、行政資産の適正管理に努めてまいります。
また、事務事業の効率化を図るため、地方公共団体情報システム標準化に関する法律に基づいた整備を進めるとともに、広域で構成する一部事務組合、広域連合、及び中空知定住自立圏を構成する市町と緊密に連携し、継続して取り組んでまいります。
▽おわりに
町政執行の所信と基本的な方針について述べさせていただきました。
令和7年度の一般会計予算総額は、対前年度当初と比べ2・2%減の38億5,000万円となっております。
少子高齢化・人口減少が進む中、地方自治体を取り巻く環境は年を追うごとに厳しさを増し、取り組むべき課題は複雑多岐にわたりますが、持続可能な行政運営を進めるためにも健全財政を堅持しつつ、幅広く町民の皆様のご理解をいただきながら行政課題の解決に向けて積極的に臨んでまいります。
議会議員各位におかれましては、令和7年度の一般会計予算並びに特別会計をはじめとする各般の議案について十分ご審議いただき、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、町政執行方針といたします。