くらし 旭川地方気象台からのお知らせ 乾燥の季節、火の取り扱いに注意

5月は、乾いた空気を持つ高気圧が大陸から移動してきて北海道をたびたび覆う季節です。上川・留萌地方も広く晴れて、気温が上昇し乾燥する日が多く、一年の中で最も湿度が下がる時期となります。
また、雪どけも進み入山者が増えるため、林野火災が多く発生する時期にもあたります。北海道の「林野火災被害統計書」によると、林野火災の出火原因の多くは、「ごみ焼き」や「たばこの不始末」などの人為的な過失によるもので、未然に防ぐことができるものとされています。山菜採りや散策で山などに入る場合には、火の取り扱いには十分注意しましょう。
火災の発生や被害範囲の拡大は、空気の乾燥具合や風の強さなどの気象要因に依存します。
気象台では、空気が乾燥し火災が発生するおそれがあると予想したときには「乾燥注意報」を、延焼のリスクが高まる強風時には「強風注意報」を発表して、火の取り扱いに注意を呼びかけます。
空気がカラカラになって火災の起こりやすいこの季節、最新の防災気象情報を確認して、火災の予防に努めましょう。

問合せ:旭川地方気象台
【電話】32-7102