- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2025年4月号(第727号)
◆春、新たな一歩を環境とともに
冬の寒さが和らぎ、春の訪れとともに新たな年度が始まります。春は、気持ちを新たにし、生活環境を見直すのに最適な季節です。この機会に、私たちの暮らしをゼロカーボンの視点から見つめ直し、できることから始めてみませんか?
日々の生活の中で、環境負荷を減らすための行動は意外とシンプルです。例えば、暖かくなるこの時期こそ「電気の使い方」を見直してみるのはどうでしょう。寒い冬には暖房が欠かせませんでしたが、春から夏にかけては、自然の風を生かしたり、日差しを調整することで、電力使用を抑えることができます。特に、日中の室温調整には「カーテンの活用」が有効です。日差しが強い日はレースカーテンを使い、温度の上昇を抑えることで冷房の使用を減らすことができます。
また、新生活が始まるこの時期、引っ越しや模様替えで家具や家電を新調する方もいるでしょう。その際は、環境に配慮した製品を選ぶことが大切です。例えば、省エネ性能の高いLED照明への切り替えを行うことで、長期的に電力消費を削減できます。また、使わなくなった家電や家具をリユースショップやフリーマーケットで活用するのも、廃棄物削減につながります。
移動手段についても見直すチャンスです。冬の間は車に頼りがちだった方も、暖かくなれば自転車や徒歩での移動がしやすくなります。自転車通勤を始めることで、健康増進と二酸化炭素排出削減の両方のメリットが得られます。さらに、近距離の移動では、できるだけ車を使わずに、歩くことで環境負荷を減らすとともに、春の自然を楽しむことができます。
また、食品ロスを減らすために、必要な分だけ購入し、余った食材を工夫して活用することも大切です。買い物前に冷蔵庫の中身を確認したり、計画的に食材を使い切ることが、無駄を減らす第一歩になります。家庭菜園を始めるのも、食料の地産地消につながり、環境への負荷を減らす方法の一つです。
このように、私たちの身近な行動が、ゼロカーボンにつながるのです。一つひとつは小さなことかもしれません。しかし、それが積み重なれば、大きな変化を生み出す力となります。
春の暖かな陽ざしを浴びながら、新しい挑戦を始めるこの時期。ぜひ、ゼロカーボンの視点を持ち、今できることから取り組んでみましょう。環境の未来は、私たち一人一人の小さな選択からつくられます。今こそ、未来へつながる一歩を踏み出しましょう!
問合せ:まちづくり推進課
【電話】83-2113