くらし 報告 2025年度町政・町教育行政執行方針(4)

▽希望あふれる人材育成のまちづくり
町民の誰もが生きがいのある豊かな人生を目指し、生涯にわたり学びや学習活動を続けていくことができる環境づくりを進めてまいります。
子どもは地域における財産であり、将来を担う大きな希望であります。子どもたちが、安心して健やかに成長することができるよう教育や生活環境の整備と充実に努めることが重要であると考えております。そのためにも、教育委員会と常に連携しながら、時代の変化にも対応した教育行政の推進に努めてまいります。
町立当麻幼稚園園舎は、公募型プロポーザルにて事業者を選定し、現在、実施設計を進めております。事業期間については、令和6年度から令和9年度まで4年間の事業計画としており、本年度は実施設計完了、建設工事へ着手してまいります。
田んぼの学校では、子どもたちの手による米づくりを行い、秋に自分たちで稲刈りをしたお米が学校給食に使われております。先人たちが苦労の上、つないできた当麻農業を学ぶ、本町独自の食育事業を引き続き取り組んでまいります。
木育事業の一環として、中学校在学中に使用する町産材の学習机を小学校6年生自らが組み立てる、ふるさと思い出机製作事業を、本年度も引き続き実施してまいります。
また、令和8年度から当麻中学校の制服を新しい時代に見合った多様性の重視と、環境に配慮した循環型制服へと変更するにあたり、町として制服購入費の助成を実施してまいります。
小中学生の修学旅行経費助成についても、継続して実施してまいります。
子育て支援の一環として、本への関心や親しむ機会を高め、親子のふれ合いが増えるよう、幼児から中学生までを対象とした子育て支援図書贈呈事業を引き続き実施してまいります。
公民館「まとまーる」は、地域団体や文化団体をはじめ多くの町民の方々にご利用いただいております。町の文化交流の拠点として、今後もさまざまな学習活動や地域活動、成果発表などの場として、より一層のご活用をいただきたいと願っております。

▽だれもが健康で自分らしく暮らせるまちづくり
誰もが住み慣れた地域で、安心して心身ともに健康で自立した生活を継続するためには、医療・保健・福祉・介護など、それぞれの分野が緊密に連携し、地域における支援体制を強化していくことが大変重要なことであります。

(1)健康づくり
健康づくりでは、健康の保持増進、病気の発症予防に取り組む一次予防を重視し、訪問活動、電話などによる受診勧奨の実施により、特定健診をはじめとする各種検診などの受診率の向上を図ってまいります。また、健康意識の向上、運動習慣の定着に向けた効果的な保健指導を推進し、生活習慣病の予防と健康寿命の延伸に努め、併せて、ウオーキングの歩数に応じた行政ポイントを付与する事業に取り組み、運動に対するきっかけや習慣化を促進してまいります。
がん検診については、予防に関する普及啓発を図るとともに、受診率向上に向け、一定年齢の方に対する無料クーポン券の発行を引き続き実施し、がんの早期発見、早期治療につながるように取り組んでまいります。
感染症予防対策については、高齢者肺炎球菌、インフルエンザ、新型コロナウイルス、帯状疱疹予防接種費用の助成を引き続き実施し、発症予防および重症化の予防を図ります。
健康福祉施設ヘルシーシャトーについては、指定管理者制度による民間活力を生かしたサービスの向上や効果的な管理運営を推進してまいります。
町立診療所は、町民皆さんが安心して健康に過ごせるよう、地域のかかりつけ医として、ニーズに対応した医療体制の確保を図り、きめ細かな医療の提供、サービスの向上に努め、町民皆さんから身近で信頼される診療所を目指してまいります。