- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道上富良野町
- 広報紙名 : 広報かみふらの 2025年3月10日号
カウンターに置かれた丸いランプは、朝の開所からその日最後の子どもがMina Minaを後にするまでの時間、ずっと灯り続けています。
子どもたち一人ひとりが求める時間が静かで穏やかなものなのか、あるいは賑やかで楽しいものなのか、その思いはさまざまですが、確かなことはそうした時間の積み重ねが新たなひと・こと・ものとの出会いを生み、やがてはささやかながらもすてきな変化がどの子にも訪れるということです。
日々子どもたちと過ごす中で、「隠れていた力が見えてきた」「苦手だと話していたことにもチャレンジできるようになってきた」「心にしまっていた思いや深い考えを表せるようになってきた」など、ささやかでよい変化の兆しを感じる場面は決して珍しくありません。その一つ一つをさりげなく子ども自身に伝え返すことはもちろん、保護者の皆さまや学校、地域の心ある皆さまと確かめ合うことも、ここMina Minaに課された大切な役割だと考えています。
私たちスタッフのポリシーとして「小さなよい変化は必ず大きな良い変化につながる」という言葉があります。
自分なりの居場所や生き方を見つけようとするプロセスを通じて、子どもたちの中に自分自身を、そして自分につながる人々を幸せにできる力が生まれてくると信じます。
「チョウのサナギは、堅い殻に包まれ動きを止めているように見えますが、その中では幼虫の身体が溶けて成虫に再生されるという大きな変化が起きています。チョウがサナギの時期を経て翅(はね)を広げるように、わが子が笑顔(=Mina)で自分らしく一歩を踏み出す日はきっと巡ってくるはずです」―Mina Minaパンフレットより-
問合せ:教育支援センター
【電話】45-1366