- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道占冠村
- 広報紙名 : 広報しむかっぷ 2025年5月号
■ベール品質調査の結果について
富良野沿線で出されたプラごみは中間処理施設で選別された後、運びやすくするために圧縮・梱包されてブロック状の「ベール」へと変わり、その後リサイクル事業者に引き渡されています。また、ベールの品質改善を図るため、年に1回(公財)日本容器包装リサイクル協会によって異物や汚れたものが混入していないかの調査が行われます。この調査を「ベール品質調査」といい、調査の結果が悪いと回収を断られてしまうことがあります。
令和7年2月にベール品質調査が行われ、富良野沿線で出されたプラごみが適正に出されているかの確認を受けました。そこで判明した、間違って出されていたごみや、処理が適正でないごみについてお知らせしますので、プラごみを出す際の参考としてください。
▽容器包装以外のプラスチック製品
スプーンやストロー、チャック付きポリ袋、ビニールテープなどが多く見られました。これらはプラスチック製の商品ですが、容器包装ではないため、村では埋立ごみとなります。お間違えのないよう、出す前に必ずプラマークの有無をご確認ください。
▽PET区分の容器(ペットボトル)
ペットボトルも混入していました。プラスチック製ではありますが分別方法が異なります。ラベルや容器本体に「PET」と書かれた識別マークの表示がありますので、ペットボトル専用袋で出してください。
※キャップとラベルはプラごみです。
▽汚れの付着したプラスチック製容器包装
固形物などの汚れが付着したお弁当の容器などが入っていましたが、水洗いして汚れを落としてください。また、容器をビニール袋の中に入れて指定袋の中に入れてあるケース(二重袋)も見られますが、確認作業が発生するのでおやめください。
▽プラスチック以外の容器包装
特に混入が多かったのがカップラーメンのふた(紙製)です。村では埋立ごみとして収集していますのでご注意ください。段ボールやガラス瓶、缶類なども容器包装ではありますが、それぞれ分別方法が異なりますので、いま一度ご確認ください。
■禁忌品
今回ガスライターが入っていました。過去には、リチウムイオン電池が使われている電子機器やカミソリ、ガラスの破片などが入っていたこともあります。発火の恐れがあるほか、作業員がけがをする可能性もありますので、絶対にプラごみと混同しないでください。特にリチウムイオン電池は衝撃や摩擦で発火しやすく、プラスチックごみと混ざった状態では消火が困難となり大きな事故につながりますのでご注意願います。
占冠村では、ごみ出しのルールやマナーなどについて掲載している「ごみの分別ハンドブック」、主な品目の分別区分を50音順で掲載している「ごみ分別辞典」を全世帯にお配りしています。また、今年度において「ごみ分別辞典」の更新を予定しています。分別方法などで分からないことがあれば、建設課環境衛生担当までお問い合わせください。
問合せ:建設課環境衛生担当
【電話】56-2173