- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道幌加内町
- 広報紙名 : 広報ほろかない 令和7年5月号
■茶碗1杯何粒? 何円?
お米はR6年の新米が出てくる前に高騰しましたね。新米が出回る前のR5年産米の在庫量が少ない!と日本中を震撼させて、徐々に価格が上がり始めました。「備蓄米放出」や「米の輸入」などいろいろな手法で皆さんが食べるお米を確保してきたようですが、秋には大丈夫?と価格や生産量を心配してます。生産量十分、価格も生産者も消費者も納得出来ることが一番ですね。
「茶碗1杯のご飯って何粒あるの?」これはある小学校で開催された「おこめフェスタ」での生徒さんへの質問でした。一粒ずつ数えたら大変です。
でも計算で出てきます。品種を「ななつぼし」としましょう。茶碗の大きさにもよりますが、普通の大きさの茶椀で普通盛りとしてご飯は約150gです。お米は水を吸って炊き上がりますが、重量は2.1~2.2倍になります(「焚き増え」と言います)。仮に2.1倍としたら…「150g÷2.1倍=71.4g」
この71.4gが白米の重量です。玄米で千粒重が22gで、精米すると約20gでしょう。71.4gを20gで割り返すと、「71.4g÷20g=3570粒」小学校の生徒さんへは「だいたい3600粒位なんですよお!」「田んぼに植えられてる稲の3株分位かな」…「へえ~」
さてじゃあこのご飯茶碗1杯でいくらに?…がお米の価格高騰の際に言われてましたね。仮に5kg3500円としましょう。5kgを71.4gで割り返すと何杯のご飯が取れるか…「5000g÷71.4g=70杯」「3500円÷70杯=50円」ですね。「2500円なら『約36円/杯』」です。利用する最小単位で比べるとそうなります。購入単位(2kg、5kg、10kg)で比べるのとは感覚が違いますね。
「昔から見たら..」も時代背景が違うので比較はしづらいですね。パンと比較するのも付けるものや副食も変わってくるのでこれも比較しづらい?もち米は蒸しあげた後におこわになるか、餅になるかで違うので計算はもうちょっと難しくなりますので、また機会があれば!