くらし 令和7年度 様似町 施政方針(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道様似町
- 広報紙名 : 広報さまに 令和7年4月号
今年度のまちづくりの方針が、3月の町議会定例会で示され、7つの大きな取り組み方針を軸に今年のまちづくりの方向性について荒木町長より表明がされました。
町長 荒木 輝明
町民の皆さまからの負託により町政執行の任務を与えられ、今期の最終年に入っております。本町を取り巻くさまざまな情勢を踏まえ、多種多様なニーズに応えられる行政サービスを提供していくためには、住民生活や事業活動をしっかりと下支えし、町民の皆さまとともに協働してまちづくりを進めていかなければなりません。過疎化・少子高齢化が進む中、様似町の将来を見据え、今できること、今すべきことを見極め、そして私が掲げる「町民がしあわせと感じられるまちづくり」の実現に向けて、町民の皆さまからご意見を伺いながら、行政運営に努めていきますので、ご理解とご協力をお願い申しあげます。
■推進体制の確立のために
▽財政状況と人材の確保・育成
長期的な財政見通しをしっかり持つことを前提としながら、事業推進のための国等の補助・交付金の活用やふるさと納税などの自主財源の拡充に積極的に取り組むとともに、経費効率化のためのスクラップ&;amp;ビルドを不断なく進めていきます。また、施策推進の要となる人材確保と育成については、働きやすい職場環境づくりを進め、人口減にあってもまちに必要な施策を着実に展開できる推進体制の維持・強化に努めます。
▽コミュニティ活動
自治会(町内会)の自主的な活動を促進するとともに、自治会長会議や町政懇談会など、地域住民との対話の機会を増やし、積極的な自治会活動を通して住民主体のまちづくりを推進します。
▽ふるさと納税
返礼品の開発等に取り組むとともに、リピーターの増加、効果的なPR活動の展開を図り、さらなる増収を目指します。
▽情報共有体制の推進
「広報さまに」、「広報さまに・おしらせ版」の発行や登録制メールの配信、町のホームページの他に新しく開設したLINEやX(旧ツイッター)など、さまざまな媒体を使って町民にわかりやすく、迅速に行政情報を届けるとともに、町外に向けても効果的なPR活動を行います。
■住みよい環境をつくるために
▽日高山脈襟裳十勝国立公園の誕生
日高山脈襟裳国定公園及びその周辺地域が、国立公園として新たに指定されました。国立公園は国内外への発信力が強くなると期待されることから、国立公園の玄関口の一つとして機会を逃さず整備・誘客を進めるほか、広域連携の中でPRと事業展開を進めます。
▽公営住宅
公営住宅等長寿命化計画に基づき、引き続き栄町団地建替え事業を行い、良好な移住環境づくりを行います。
▽空き家対策
空き家対策法に基づく除去等の働きかけや入居可能な空き家等の利活用を促進するため、空き家・空き地バンクへの登録を積極的に促し、希望者とのマッチングに努めるとともに、移住・定住対策を進め、地域の活性化へとつなげます。
▽水道事業
中長期的な視点に立った水道施設の更新と財源確保を実現するため、今年度は栄町水源ポンプ室取水ポンプ配管更新工事を行います。また、関連する各水道施設についても計画的な改修と更新を進め、将来にわたって安心・安全な供給体制を確立するよう努めます。
▽下水道事業
施設の老朽化が進む中、持続可能な下水道事業の実施を図るため、今年度は終末処理場電気設備更新工事を行います。