くらし 令和7年 第1回鹿追町議会定例会(2)

◇今年度の町の主要な事業を抜粋してご紹介します(続き)
・町道の整備や歩道の新設
各種交付金を活用し、東町南通の歩道整備工事や、鹿追9号線・ストニィプレイン通りの改良舗装工事、瓜幕22号線歩道新設工事、4丁目本通りの路面性状調査を進めていきます。

・取水施設の整備と配水管整備
市街地区の取水施設整備に着手するほか、未普及地域解消に向けて笹川地域の一部の配水管整備を進めていきます。また、下水道関係では、瓜幕地区の管路施設更新に着手します。

・国際バカロレアの認定へ
鹿追中学校ならびに瓜幕中学校において認定を目指している国際バカロレアの推進とともに、学校におけるICT環境の充実を図り、子どもたちの情報活用能力の育成に取り組んでいきます。

・公民館中鹿追分館の増築
農事組合の合併により手狭となった中鹿追分館を増築し、多くの方々が学習や交流などの公民館活動を深められる場の整備を行います。

・公営住宅の長寿命化
白樺団地の解体および瓜幕西団地の外部修繕を進めます。また、北海道が計画する南町エリアの道営住宅建設に向け、道と連携して事業推進に協力を行っていきます。

・消防署指令システム デジタル無線機器の部分更新
整備から10年を経過した消防施設の機能保持のため、上記システムと無線機器の部分更新を行います。また、消防団員の災害活動時の安全装備品の充実を図っていきます。

・鹿追高校寄宿舎の充実
今年度の入学志願者数が1.1倍となった鹿追高等学校の持続的な発展に向け、各種支援策の継続と、今春から開寮する新高校寮をはじめとした寄宿舎施設の充実を図っていきます。

・病院の医療体制の安定
病院の運営環境の改善に向けて、町民の皆さまから信頼される病院づくりと、職員が働きやすい職場環境の構築に全力で取り組んでいきます。

○結びに
私が町長に就任した当初より「町民皆さまの声に耳を傾ける」ことを何より大切にしておりました。鹿追町に住んでよかった」「この町に暮らしてよかった」と皆さまに実感していただけるよう、限られた財源を最大限に活用し、持続可能なまちづくりに取り組んでおります。
今後も、現状に満足することなく、常に改革と挑戦を続ける町政を推進してまいります。「オール鹿追」「チーム鹿追」の精神のもと、職員一丸となって全力を尽くす所存ですので、町民皆さまのご理解・ご協力をお願い申し上げます。

◆令和7年度 教育行政 執行方針
教育長 渡辺 雅人
人口減少や情報化など急速に変わる社会環境の中、新たな発想と行動力を持つ人材の育成が求められています。鹿追町では、多様な人々と協働して社会的変化を乗り越える「持続可能な社会の創り手の育成」と、個人と地域の幸せを実現する「ウェルビーイングの向上」を教育の柱に据え、社会教育と学校教育を両輪として必要な資質・能力を育んでまいります。

・生涯学習の推進
「第5次生涯学習中期計画」に基づき、学校や公民館、図書館、美術館、スポーツセンターなどの社会教育施設を学びの拠点として活用し、地域における学習活動を支えていきます。

・鹿追高校の持続的な発展に向けた支援
町の最高学府、そして町に賑わいをもたらす教育機関として、各種支援策の継続および全国募集など遠方からの生徒の受け入れ体制の整備・充実を図り、高校魅力化への支援を一層推進していきます。

・スポーツ芸術文化に親しむ環境づくり
スポーツ・芸術文化の人材育成や公共施設の充実・改善を図ります。また、文化財に関しては、然別火山群オパール産地の適切な保護と保全に努めるとともに、その学術的価値に関する調査・研究を進めます。

・誰一人取り残さない学びの確保
ICTのさらなる活用に向け、学習端末と校務用端末の計画的な更新を進めます。また、児童生徒ひとりひとりや保護者に寄り添い、教育的ニーズに応じた支援や、安心して学べる魅力ある学校づくりに取り組みます。

・幼小中高一貫教育
中学校での国際バカロレアの認定に向け、探究教育の充実を図るとともに、鹿追高校の探究活動においても支援を行い、幼児教育から高校までの「幼小中高一貫教育モデル」の具現化に取り組んでいきます。