- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道新得町
- 広報紙名 : 広報しんとく(令和7年8月号)
町内の公共施設や事業所などを見学し、町民の意見をまちづくりに反映することを目的とした、施設見学会を5月30日に開催しました。今回は地域交流センター「とくとく」と建て替えしたサホロクリニックを見学した後、くらしの疑問や、町が進めている取り組みなどについて、懇談を行いました。今号では当日の懇談内容とその回答についてご紹介します。
◆金融機関について
[質問]過去の広報紙の中で「とくとく」の近くに金融機関が整備される予定との記載がありましたが、その詳細を教えてください。
[回答]金融機関とは「帯広信金新得支店」を予定しています。町の中心部である駅前への移転が望ましいと考え、「とくとく」に隣接して新しい建物を建てる計画で進めています。過去にはスーパーフクハラの建物を活用する案もありましたが、経営上の課題や駐車場不足などの問題があり、現在は「とくとく」に隣接して整備する方向で進められています。
[質問]金融機関はフクハラの中に整備いただくと便利かなと個人的に思います。
[回答]フクハラの施設については老朽化が進んでいるため、更新についてお願いをしていますが、建て替えではなく、改装が進められる予定と聞いています。金融機関の整備場所については、「とくとく」に隣接して建設する方向性で町は動いていますが、フクハラ側にも町民の声をお伝えいたします。
◆樹木の整備について
[質問]新得町は木の町ですが、駅前に樹木がないので寂しいと感じました。今後、樹木を整備する予定などありますか。
[回答]樹木が成長すると歩道やブロックの損傷、管理の煩雑さが懸念されるため、現時点で植樹の予定はありません。
◆駅ピアノについて
[質問]先日、まちづくりレターで「とくとく」内に駅ピアノを設置するのはどうかと提案をしましたが、費用やスペースの問題で設置が難しいと回答をいただきました。本日「とくとく」を見た限り、設置するスペースはあるように思いますが、再考いただけないでしょうか。
[回答]駅ピアノを設置する場合には、設置可能な環境や余剰スペースの検討、さらには購入費用や定期的な調律・メンテナンスを行う予算など、さまざまな問題を解決する必要があります。また、音楽やアートに対しての多くの方のご理解、ご協力を得られるような、機運の醸成を図ることが重要です。このため町としては、まずはイベントなどで期間限定の駅ピアノの設置が可能か、「とくとく」の指定管理者に情報の共有を図っております。
◆本通りに設置されたライトについて
[質問]本通り南一丁目付近に、埋め込みタイプのライトが配置されていますが、あれは町で整備したものでしょうか。また、冬も光るのでしょうか。
[回答]町の賑わいを目的として、ライトを整備しています。このライトは、夏季には発光して本通りを明るくします。冬季は雪に隠れるため、発光はされません。外用ライトとして耐候性・耐久性が考慮されておりますので、バッテリーの劣化リスクにも対応しています。ただし、蓄電池の寿命は当然ありますので、寿命に達した際にはライトの交換を行います。
◆火夫の像について
[質問]駅前の再整備前に駅前広場にあった「火夫の像」はどこへ行ったのでしょうか。
[回答]前にあった鉄道関係の記念像である「火夫の像」は、新得町商工会の所有物で、「とくとく」北側に新しく温浴宿泊施設の工事が始まることに伴い、像の配置場所を検討しています。新しい展示形態として、施設外に設置する計画が進行中です。温浴宿泊施設は今年から工事が始まる予定です。
◆駅前イルミネーションについて
[質問]駅前に樹木が無くなったので、冬季のイルミネーションは今後行わないのでしょうか。
[回答]JR新得駅前のバス停に設置されたキャノピー(屋根)へ電飾を施し、イルミネーションを冬期間行います。キャノピー(屋根)の電飾のほか、イベント広場(岡本スポーツ北側)に行燈の設置を予定しています。