- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道芽室町
- 広報紙名 : すまいる 令和7年8月号
■その121「上伏古別神社」「雄馬別神社」
めむろ歴史探訪会 瘧師信孝
「上伏古別神社」
明治四十年八月、先住者の田島栄太郎、広橋佐一郎、栄前田勇次郎が、部落の代表者と話し合い、意識を表す物として神社建立合議し、大工水谷半四郎の奉仕で仮神殿を建築した。同時に「神璽」は田島氏によって伊勢代神宮から勧請したが、神社敷地がないため田島宅の奥深く奉斉し、四十二年神社拝殿を建築し遷座した。大正十年改築の議が起こり、同年八月竣工した。その後、田島森金丸の提唱により開拓先人の功績を永遠にしのぶ「開拓記念碑」を境内に建設する工事を進め、昭和十三年九月十日、神職神田捨次郎の斎主により除幕式が挙げられた。法人神社として認可されたのは昭和二十五年三月三十一日、神社の大祭日は、元旦祭一月一日、春季祭四月三日、秋季祭九月三日である。
「雄馬別神社」
大正七年、上伏古別から分離したのを機会に、神社建立案が決議され、部落長矢花重春を中心に、岡崎乙松、土屋松弥、弦巻義雄、千秋与太郎、戸井出達次郎が発起人となり、祭神「天照皇大神」の神柱を建て、同年九月三日除幕遷宮の式があげられた。大正十二年神殿が造営され同九月六日遷宮式を行い、昭和二十五年六月法人神社として登録、昭和五十年八月拝殿の改修を行う。
神社の大祭日は、元旦祭一月一日、春季祭四月三日、秋季祭九月三日となっている。
▽引用・参考文献
「芽室町八十年史」
■旧士幌線を訪ねる巡検
日時:八月二十七日(水)発九時~着十六時三十分(予定)
料金:四千円(昼食代等を含む)
集合時間・場所:八時四十五分芽室町中央公民館前
申込期限:八月十八日(月)まで
問合せ:「めむろ歴史探訪会」事務局 右谷
【電話・FAX】62-5988