- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道更別村
- 広報紙名 : 広報さらべつ 令和7年4月号
◇安心・安全な教育環境の整備
昨今の猛暑対策として昨年7月に認定こども園、幼稚園及び各学校で普通教室等にエアコン設置を完了、夏には稼働し、子供たちを守る教育環境を整備しました。その他、学校施設整備につきましては、財政状況を踏まえながら必要に応じた改修等整備を進めてまいります。
危機管理については、学校をはじめ関係機関と連携し危機管理マニュアルなどの適宜見直しと、それに基づく校内及び登下校時の安全確保に向けた取組を引き続き徹底してまいります。また、通学路における児童生徒の安全を図るため、更別村生活安全推進協議会と関係機関と連携し、継続的に安全点検や安全対策に努めることと、中学生の登下校における自転車乗車時のヘルメット着用を推進してまいります。
◇幼児教育の推進
幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることに鑑み、幼児期にふさわしい生活が展開されるような教育が必要です。
幼児が身近な環境に主体的に関わり、試行錯誤したり、考えたりするようになる幼児期の教育における見方・考え方を活かし、幼児と共により良い教育環境を創造し、幼児一人一人の特性に応じ、発達の課題に即した指導改善を行い、幼児期に育ってほしい10の姿を目指し、小学校以降の教育や生涯にわたる学習との繋がりを見通しながら、家庭や地域の期待に応える豊かな幼稚園教育となるよう進めてまいります。
◇学校給食の推進
学校給食は、児童・生徒が日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力と望ましい食習慣を養う上で重要な役割を果たすものです。バランスの良い食材を組み合わせて必要な栄養価を摂取できる献立を作成し、給食や調理実習の時間などを活用し栄養教諭による食に関する指導を効果的に進めてまいります。また、給食提供に当たっては、安全で信頼できる地元産の食材が欠かせないことから、ふるさと給食事業を継続して行います。
近年の食材高騰は給食資材購入にも影響が大きいですが、保護者の皆様の負担を軽減するため、学校給食費無償化事業を引き続き実施してまいります。また、学校給食費の公会計化を継続し、学校現場の負担軽減を図ります。
老朽化が進んでいる中学校横の学校給食センターの改築に係っては実施設計が終了し、今年4月から更別小学校横で工事開始、令和8年4月より新センターから給食を提供する予定となっております。新施設が完成するまでの間、現給食センターでの給食提供となりますが、安心・安全な給食を継続して届けてまいります。
◇更別農業高等学校への支援
生徒が各専門分会に分かれて研究・発表を行うスクールプロジェクト活動では、企業との特産品共同開発や活動成果の発表を通じて、広く村の魅力を発信するなど、本村の活性化のための積極的な活動を展開しています。村内幼稚園、小中学校の教育活動へも多くのご協力をいただき、また、地域における奉仕活動や農業クラブ全国大会への51回連続出場や各種大会でも多くの輝かしい成績を収めるなど、その活動内容は多方面から高い評価を得ております。
しかしながら少子化の影響により生徒の確保が難しい状況が続いており、近い将来、学校の間口減や学校そのものの存続が危ぶまれております。本村にとってなくてはならない更別農業高等学校の維持・発展に向け、各関係団体等とも連携を図りながら、入学者確保に係る取組や教育振興の支援を引き続き行ってまいります。
◇高等学校等の入学時の支援
令和5年度から実施しております高等学校等に入学した生徒の保護者を対象とした支援金事業につきましても、保護者の負担軽減及び生徒の健全な育成を図るため、継続してまいります。