くらし 災害に備える(1)

■9月1日は「防災の日」
大切な命を守るため、家族や地域で“もしもの時”を考えてみましょう

台風、洪水、土砂災害、地震、火山噴火。
近年頻発する自然災害に備えて、日頃から災害発生時に取るべき行動や災害情報の入手方法などを確認することが大切です。

◯「足寄町防災ガイドマップ」を活用しましょう
町では、令和5年度に「足寄町防災ガイドマップ(改訂版)」を作成しました。防災ガイドマップには、災害発生が予測される地域のほか、災害への備えや指定緊急避難場所などが記載されています。次の「防災ガイドマップの活用例!」を参考にして、日頃から家族などで指定緊急避難場所の確認や災害への備えなどを話し合い、災害が発生した時に落ち着いて行動できるよう役立ててください。
※「足寄町防災ガイドマップ(改訂版)」は、総務課総務室で配布しているほか、町ホームページでもご覧いただけます。

◯防災ガイドマップの活用例!
・自宅や職場などが被災想定区域に入っていないか確認しましょう。
・自宅や職場などから指定緊急避難場所までの避難経路について、災害の種類(地震・洪水・土砂災害など)に応じた経路や手段を検討しましょう。道路の遮断や河川の氾濫など、さまざまな状況を想定して備えることが大切です。
・わが家の指定緊急避難場所や集合場所、避難時の緊急連絡先、非常持ち出し品の置き場所を確認し、災害時の行動について、ご家庭で話し合いましょう。
・いざという時にすぐ使えるよう、防災ガイドマップは目につきやすい場所に保管しましょう。

※掲載されている指定避難所について
災害の規模によっては、指定避難所が被害を受けている可能性があります。町では、指定避難所の安全を確保したうえで、開設する避難所をお知らせします。まずは、ご自身の安全を確保してから避難行動を取るようにしてください(指定緊急避難場所と指定避難所の説明については、ガイドマップの1ページに記載しています)。

◇8月26日は「火山防災の日」です
皆さんは登山をしたり、温泉に入ったりしていますか?美しい森林や湖、温泉など私たちに多くの恵みを与えてくれる火山ですが、火山噴火による災害をもたらすことがあります。火山災害への備え「火山防災の日」特設サイトについて関心と理解を深めてもらうため、8月26日は「火山防災の日」となりました(浅間山に日本で最初の火山観測所が設置された日)。
気象庁では、より多くの方に火山について正しく知ってもらい、火山災害に備えてもらえるよう「火山防災の日」特設サイトを開設し、火山やその防災について学ぶコンテンツを多数用意しています。「火山防災の日」をきっかけに、火山の仕組みや災害への備えについて理解を深めてみませんか。

◯地域の備えは自主防災組織から
《自主防災組織とは》
自主防災組織とは、地域住民が協力して「自分たちの地域を自分たちで守る」ために立ち上げる組織のことです。平時には災害に備えた取り組みを行い、災害時には被害を最小限にするための活動を行います。

《自主防災組織はなぜ必要なの?》
国・道および町の行政が行う公助については、災害発生時にはおのずと限界があります。「自らの命は自ら守る」という自助と、それと同じように「自分の地域は自分たちで守る」という共助が重要になってきます。平成7年の阪神・淡路大震災では、消防などの公的機関による救助は全体のわずか2%で、多くは自力または家族や隣人などの地域住民によって救出されており、地域住民の協力が大きな役割を果たしていることが分かります。地域の実情に応じた自主防災組織を作ることは、いざという時のとても大切な備えです。

《自主防災組織は何をするの?》
平常時:防災に関する情報の普及・啓発、防災訓練の実施、防災備蓄品の整備、災害時に支援が必要な人の把握、地域の危険箇所の把握など
災害時:被害情報等を収集し防災機関に伝達、防災機関からの情報を住民に周知、初期消火活動、避難誘導、救出救護、給食活動など

《どうやって組織を作るの?》
日頃のつながり、平常時の防災活動、災害時の避難行動等を考慮し、自治会を一つの単位とすることが適当です。自治会を活用して地域に合った組織づくりをしましょう。
・自治会にすでに防災関係部門が置かれている場合は、その充実を図っていきましょう。
・自治会に防災関係部門がない場合は、会の活動の一つとして新たに防災部門を設けましょう。
・規模の小さい自治会の場合は、いくつかの自治会が合同で一つの自主防災組織を設けることを考えましょう。

《町がお手伝いできることは?》
・組織結成に関する助言
・防災講話等の講師の派遣
・研修会(災害図上訓練等)の支援
・防災備蓄品等の購入の補助(まちづくり活動支援補助金が活用できます)
※自主防災組織の活動に関して要望等がありましたらご相談ください。

◯防災行政無線戸別受信機について
町では防災行政無線の戸別受信機を町内の全世帯および事業所に無償で貸し出しを行っています。戸別受信機を設置すると、放送が聞こえづらいなどの問題を解消し、室内で放送を聞くことができます。
また聞き逃してしまった放送を再生することもできます。

《防災行政無線戸別受信機の受け取りはお済みですか?》
戸別受信機を受け取っていない方は役場2階総務課防災担当にて貸し出しを行っていますので、お越しください。なお、足が不自由な方等で来庁が難しい方は、別途対応しますのでご連絡ください。
すでに戸別受信機をお持ちの方は、日頃から正しく放送が受信できているか確認しましょう。

詳細:役場総務課防災担当
【電話】25-2141