くらし 年頭にあたって
- 1/26
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道浜中町
- 広報紙名 : 広報はまなか 2025年1月号
■新春
浜中町長
齊藤 清隆
新年あけましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、清々しい令和7年の新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、本町の将来を担う子どもたちの活躍が私たちに希望と元気を与えてくれました。2月18日、札幌市定山渓で開催された「第27回北海道子どもかるた大会」小学生の部において、姉別子どもかるた同好会のチーム「勇猛果敢」の当時浜中小学校6年生の西森智夏さん、武藤芽依さん、熊谷來海さん、4年生の熊谷篤人さんが見事優勝を成し遂げました。全道大会で釧路管内のチームが優勝したのは初の快挙でありました。9月22日には、福島県須賀川市で開催された「第18回オープントーナメント全福島空手道選手権大会」において、霧多布高等学校2年生の石原龍冴さんが高校生男子軽量組手の部で見事優勝を果たし、今年3月に横浜市で開催される「第4回全日本ジュニアファイナルカップ大会」の出場権を獲得しました。茶内中学校美術部の皆さんにおいては、北海道内の絵画展で相次いで入選を果たし、「野鳥絵画展」では、銅賞に2年生の佐々木和希さん、優秀賞に同じく2年生の板垣結月さん。「有島武郎青少年公募絵画展」では、奨励賞に3年生の山﨑花里菜さん、入選に同じく3年生の谷本椛音さん。「牛やミルクのある風景絵画コンクール」では、皆さん1年生で、北海道知事賞に新沼亜侑香さん、銅賞に永田萌さん、入選に櫻庭愛唯さん、中山梨乃さんが選ばれました。
さまざまな場面で浜中町の子どもたちが活躍されたことは、本町にとって本当にうれしい出来事でありました。皆さんの今後の活躍に期待しております。
さて、本町の基幹産業であります農業・漁業において、酪農は、一昨年の令和5年度実績を上回る生乳生産となりました。一方、漁業は太宗漁業の昆布漁が相次ぐ時化等の影響により、計画量を下回る厳しい状況でありましたが、イワシ漁やサケ定置網漁、ウニ漁などは対前年比を上回ったところであります。
そのような中、浜中漁協では浜中沿岸で捕れるマイワシを船上で発泡に氷詰めして、生食用として出荷する製品を「氷鮮まいわし」と名付け、北海道、町も連携しながらブランド化を進めています。この製品については一昨年、地理的表示(GI)保護制度に登録され、全国的に知名度が高い「浜中養殖うに」に続く産業資源として期待しております。町といたしましては、産業団体はもちろん、生産者とも連携・対話を重ねながら、基幹産業である農業・漁業のさらなる活性化に繋げてまいります。
私は、まちづくりの重点政策である「産業振興で持続するまちづくり」、「元気あふれる活気に満ちたまちづくり」、「自然と共生するまちづくり」、「安心・安全な生活を守るまちづくり」、「次代を担う子どもたちのためのまちづくり」を掲げ、昨年4月、「浜中町創業支援事業補助」、「浜中町小規模事業継続支援事業」、「浜中町民間賃貸住宅等建設促進事業」の3つの新たな補助事業を創設いたしました。いずれの補助事業も町内事業者の雇用の確保や経営の安定、産業振興とともに町の活性化を図るものであります。今後とも生活環境の充実、世代ニーズに合った行政サービスの提供など、幅広い政策を実行してまいります。
本年も引き続き、町民皆さまの「新しいまちづくり」に寄せる期待をしっかりと受け止め、ともに浜中町の明るい未来の創造に全力をあげて取り組んでまいります。
結びにあたり、本年が町民の皆さまにとって、充実した素晴らしい年となりますよう心からご祈念申し上げ、謹んで年頭のご挨拶といたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。