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■日置市から中学生が来町
◇姉妹都市中学生交流事業
町と鹿児島県日置市との姉妹都市中学生交流事業が、8月25日から28日の4日間にわたり実施されました。
阿寒横断道路の開通に尽力した故・永山在兼氏が旧東市来町(現・日置市)出身であることから、町と昭和58年11月に姉妹都市盟約を結び、日置市となった現在も交流を続けています。
今回町を訪れたのは、東市来中学校の生徒8人と、引率の教員ら4人の計12人。25日に役場を訪れたご一行を、町職員らで盛大に歓迎しました。夜は、摩周湖農協でホストファミリーを交えての歓迎夕食会を開き、交流事業の初日を終えました。
2日目は、美幌峠展望台や網走のオホーツク流氷館、硫黄山、砂湯などの近隣市町や町内を視察して回りました。
3日目は、摩周湖を見学後、二手に分かれ、弟子屈中学校と川湯中学校を訪問。互いの地域紹介や授業体験などを行いました。その後、カヌーで川下りに挑戦し、弟子屈の雄大な自然を体感しました。
最終日、町公民館で行われたお別れ式では、別れを惜しみ涙を流す生徒の姿も見られました。生徒たちは再会の約束を交わし、3泊4日の交流を終え、鹿児島へと帰郷していきました。

■町の防災力強化へ
◇弟子屈町防災士会が設立
「防災の日」の9月1日、防災士の資格を有する町内の有志によって「弟子屈町防災士会」が設立されました。防災士による団体の設立は、釧路管内では3例目となります。
防災士とは、「自助・共助・協働」の原則に基づき、災害時の救護活動などを担うための十分な意識や、一定の知識・技能を修得したことが認定NPO法人日本防災士機構により認証された者のことで、町内の有資格者16人によって本会が設立。防災士が相互協力し、町との連携体制をつくることにより、地域防災力の強化が期待されます。
同日に町公民館で開催された設立総会では、会則が定められたほか、会長選任や役員指名が行われ、佐藤康弘さんが会長に就任しました。東日本大震災や胆振東部地震、山形県豪雨災害での災害ボランティア経験を持つ佐藤会長は、「災害があっても一人の犠牲者も地域から出さない、被害を最小限に留めるという強い信念を持ち、防災士の英知を集結し議論の研鑽に努め、共に力と知識を出し合い活動していきたい。」と意気込みを語りました。