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(2024年度がん征圧スローガン)
がん検診 あなたの暮らしの 習慣に

◆早期のがんは9割以上が完治
がんは「不治の病」というイメージが根強いですが、早期のがんであれば9割以上が完治します。がん全体でも6割が治る時代です。
早期とは、がんの種類によりますが、がんが粘膜の表面近くにとどまり、大きさ1~2cm程度の時期を指します。この時期は、ほとんどのがんで、痛みなどの自覚症状は全くありません。
たとえ体調万全でも、がんが潜んでいることがありますので、定期的な検診が必要です。

◆定期的な検診が大切です
がんは、禁煙、健康的な食事、運動といった生活習慣の改善で、ある程度予防ができますが、ゼロにはできません。そこで、検診による早期発見が重要になります。
がんが検診で発見できる大きさ(1cm)になるまでに、10~20年という年月がかかります。しかし、乳がんが1~2cmになるには、たった3回の分裂、2年弱しかかかりません。乳がんの早期発見は2cmまでを指すので、早期発見で見つけるには2年に1回は検診を受ける必要があります。
必要な受診間隔に合わせて毎回しっかり検診を受けると早期発見につながります。

◆現代病とがんの深い関係
糖尿病は「がん予備軍」とも呼ばれ、がん全体の発症リスクを約2割増やし、すい臓がんや肝臓がんでは2倍にもなります。適切な生活習慣を心掛け、検診を受けましょう。
歯周病もがんを増やします。食道がんのリスクを上昇させるほか、悪玉の歯周病菌が血流に乗り全身に運ばれることで、すい臓がんなども増やします。歯磨きはがん予防になり、1日に2回以上歯を磨く人は、1回の人に比べて、食道がんの発症リスクが3割減ることが分かっています。

◆がん検診を受診しましょう
日本人のがん検診受診率は4割程度で、先進国の中で最低です。本町の受診率はさらに低く、令和5年度の胃・肺・大腸・乳・子宮頸がん検診の平均受診率は16.4%でした。
欧米では減っているがん死亡数が、日本では増えています。その理由の一つが、検診受診率の低さです。がん検診は、会社など勤め先の健康診断で一緒に行われるほか、町では胃・肺・大腸・乳・子宮頸検診を行っています。費用は個人で受診する場合と比べ74歳までは3割負担、75歳以上は2割負担となっています。
がん検診と特定健診などは同日に受診ができ、希望者には託児を用意しています。乳がん検診は女性スタッフが対応しますので、この機会に受診してみましょう

・予約は、電話のほかに、標津町LINE公式アカウントの「申請・予約」からできます!!

◆令和7年度がん検診予定表

保健福祉センター健康推進担当
【電話】82-1515