子育て 標高生による防災講座 特別編

執筆者
椎久銀河(しいくぎんが)さん(標津高等学校2年)

私は1年生の頃に行った防災研修で、2011年に宮城県や岩手県を中心に大きな被害をもたらした「東日本大震災」について学んできました。自分は実際に体験していませんが、映像や被災者の証言を通して、その悲惨さや恐ろしさが強く伝わってきました。地震だけでなく、その後の津波が一瞬で町や人の命を奪った現実は、私にとって言葉を失うほど衝撃的でした。
今回の防災研修を通して避難の大切さや、日頃からの備え、家族との連絡手段の確保など、災害時に命を守るために必要な知識を学びました。その中でも「自分は大丈夫」と思わずに、誰もが当事者意識を持つことが大事だと感じたのと、実際に被災された方の話から、大川小学校の語り部さんが言っていた「備えていれば助かった命がある」という言葉が強く心に残りました。
結論として、防災は「自分ごと」として考えることが何よりも大事だと思います。そのためには、あの日の出来事、「東日本大震災」を忘れず、風化させない努力が必要です。最近では色々なところで地震や火山活動が報告されています。これからは、家族や地域で話し合い、防災グッズの見直しや避難訓練への参加など、小さな行動を積み重ねていくことが重要です。備えは「もしも」ではなく「いつか」のために備えるもの。今できることから始めていきましょう。

問合先:住民生活課危機管理室
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