子育て 標高生による防災講座 特別編

執筆者 島田乃愛(しまだのあ)さん(標津高等学校3年)

私たち生徒会は、7月29日から8月1日までの間、防災研修として北陸地方に行きました。今回の研修では、雪氷災害や能登半島地震、地すべりなどについて学びました。
印象に残っているのは、石川県中能登町にある鹿西(ろくせい)高等学校の先生と生徒の方々から聞いたお話です。実際に能登半島地震を経験された先生と生徒は、車中泊に伴うエコノミークラス症候群や断水が続きお風呂に入れないことへの不安など、当時の大変さを語ってくださいました。また、地震を経験して改めて大切だと感じたこととして、「定期的な備蓄の確認」や「常に備えておく姿勢」が欠かせないとお話してくれました。特に私が心に残ったのは、鹿西高等学校の先生が言っていた「持って行くものは、逃げるルート内の見えるところに置いておくことが大切だ」という言葉です。これは、日頃から備える上で非常に重要だと感じました。
研修中にはカムチャツカ半島地震が発生し、標津町にも避難指示が出されました。これを受けて、改めて日頃からの備えの大切さを強く実感しました。皆さんも、防災への意識を改めて見直すとともに、自宅の避難経路上の見えるところに必要な物を備えておくことを心がけていただきたいです。

問合先:住民生活課危機管理室
【電話】85-7243