- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道羅臼町
- 広報紙名 : 羅臼町広報誌「魚の城下町」〜みんなが主役のまち〜 2025年1月号
冬になると漬物や山漬けなど、塩を使った保存食を口にする機会が増えますね。言わんとしていることはお気づきかもしれませんが、そう、塩分摂取が多くなるシーズンの到来です!
町内からもご協力頂きました「令和4年度健康づくり道民調査」の結果から、道民は調味料に次いで魚介類からの塩分摂取が多いことがわかりました。羅臼の魚はほかの地域よりサイズが大きいので、塩の摂り方が多いことが考えられます。更に保存食になるとより塩分が…となるわけです。
ただ、保存食の製造で長く培われた習慣や伝承は、食文化としての側面もあります。減塩は体に必要なことですが、この技術を否定してしまうことは悲しいですよね。食べる際は塩分を抜いて、作る際は伝統的な方法+現代の技術(冷蔵や空気に触れさせない等)を用い、体に入ってくる塩分をできるだけ減らして、保存食を楽しんでください。
一方で最近の日本人全体の傾向は、調理済み加工食品(中食)や外食の利用で塩分摂取が増えているようです。この状況に対応するために、日本高血圧学会では、適正でおいしい減塩食品の普及を目的に、『減塩食品リスト』をホームページに掲載しています。2023年度の掲載品によって減った食塩は1,148tで、大型ダンプ約115台分に相当します。それでも日本人の塩分摂取量はまだ多いのが現状です。しょっぱいって美味しいですよね…ですけど…ね。減塩しませんか?
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