- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道羅臼町
- 広報紙名 : 羅臼町広報誌「魚の城下町」〜みんなが主役のまち〜 2025年5月号
■子どもたち一人ひとりの可能性を引き出す教育の推進
・「集団の持つ教育力」を重要視し、子どもたちに望ましい教育環境を第一に考え、令和7年度からの新たな「羅臼町立小学校・羅臼町立幼稚園適正配置計画」に基づき、小学校1校・幼稚園1園の統合を進めます。
・羅臼小学校の校舎を活用し、幼稚園を併設した「施設一体型幼小連携校」として再編し、これまで以上に校種間連携の充実を図り、子どもたちの成長につながる環境づくりと、誰からも信頼される学校づくりを目指します。
・羅臼町幼小中高一貫教育推進協議会において、3歳から18歳までの15年間を見通した一貫教育に取り組みます。
・羅臼高等学校と知床未来中学校入学生の制服デザインを共通化し、保護者の費用負担軽減と、ジェンダーフリーへの対応を図ります。
・幼稚園での活動を通して、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」への育みを実現するとともに、1園化に向けて、両園園児の交流活動を積極的に取り入れます。
・「羅臼町学力向上プラン」に基づき、学力の向上に努めます。
・学力向上のため、ICTを取り入れた授業の積極的な実施や、生活習慣の改善に向けた提言を行い、実践を促します。
・特別支援教育については、一人ひとりの教育的ニーズを把握し、適切に支援します。
・コオーディネーショントレーニングにより、運動に対する興味・関心・意欲と運動能力向上に努めます。
・保護者の経済的負担の軽減と子育て支援の一環として、園児・児童・生徒に提供する給食の無償化を実施します。
・「知床学」を推進し、他地域と意見交換や課題協議を行い、「ふるさと教育」の充実に努めます。
・羅臼高等学校の入学者の確保に向け、令和8年度からの全国公募を目指し、羅臼町の魅力発見と、交流人口・関係人口の拡大に取り組みます。
■学びの機会を保障し、質を高める環境の確立
・ICT教育の充実を図るため、「1人1台端末」の機器更新を行います。
・各種研修を実施し、教師の授業力向上に努めます。
・教職員のこれまでの働き方を見直し、効果的な教育活動を行うことができるよう、実効性のある取組を進めます。
■地域と歩む持続可能な教育の実現
・学校運営協議会の取組をより一層充実させ、「地域とともにある学校」の実現を目指します。
・子育てや家庭の教育支援は、地域や学校との連携をより一層強め、家庭の教育力向上に取り組みます。
・生涯学習、社会教育については、人材の発掘・育成を図り、核となるリーダーの養成に努めます。
・社会教育関係団体が、自主的かつ自立するための継続的な支援を行います。
・スポーツ活動については、各団体と連携し、健康維持と体力づくりの機会創出を図ります。
・「中学校の部活動地域移行」については、持続可能な部活動の地域展開に向け、取組を進めます。
・教育施設については、長寿命化を図るとともに、利用者の安全対策や防災訓練等を実施し、防災意識を高めてまいります。
・芸術文化活動の推進については、関係団体とともに、鑑賞機会の拡充や普及活動に取り組みます。
・読書振興については、子どもの成長にあわせ、自主的に読書活動を行うことができるよう取組を進めます。また、図書館の利用促進を図ります。
・文化財保護については、郷土資料館を中心に「保護と活用」を進め、アイヌ文化の基礎資料の作成に努めます。