くらし 平内町 町制施行70周年 町の歴史を振り返る
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- 発行日 :
- 自治体名 : 青森県平内町
- 広報紙名 : 広報ひらない 令和7年4月号
平内町は、令和7年3月31日に町制施行70周年の節目を迎えました。昭和30年に当時の小湊町、東平内村、西平内村の1町2村が合併して平内町が誕生し、以来70年間、幾多の厳しい試練を乗り越え、豊かな自然と歴史が融合した町として発展して参りました。
町政スタートから70周年を迎える今、先代たちの築いてきた町の歴史を振り返り、共に輝かしい未来に向かって、力を合わせ歩みを進めて参りましょう。
■町章(昭和38年3月制定)
平内町の平と、白鳥を組み合わせ、これを椿の花で囲んだもので、白鳥の翼は、たゆみなき建設と飛躍発展をあらわしています。
■町の花・木・鳥(昭和55年11月3日制定)
町の花…ツバキの花
町の木…マツ
町の鳥…ハクチョウ
■平内町民憲章(昭和55年11月3日制定)
きびしい自然に順応して築かれた歴史をうけつぎ、郷土「ひらない」を心から愛し、活気と魅力にあふれた住みよい町とするために、誇りと責任をもって、この憲章を実践します。
一、自然のめぐみを深く感謝し、住みよい郷土を子孫に伝えるように努めます。
一、地の利を活かし、住みよい郷土とするように、海の幸、山の幸の豊かな町づくりに努めます。
一、人と人とのよりそいを大切にし、住みよい郷土とするために、きまりを守り、共に助けあい、世界に伸びゆく明日の日本人となるように努めます。
■町制施行70周年を迎えて
○平内町長 船橋 茂久
町民一人ひとりの心を結び、町の未来を切り開いていくこと、豊かな自然を守り、伝統と文化を継承、子どもたちの夢や希望を未来に届けることが、多くの困難や苦難を乗り越えて、かけがえのない宝物や財産を残してくださった先人たちへの、今の時代を生きる、私たちの答え、使命であります。
昭和30年3月31日に小湊町、東平内村、西平内村が合併して生まれた平内町は、今まで、ホタテ養殖発祥の地として、ホタテ養殖と共に70年、繁栄して参りましたが、現在、陸奥湾の高水温などの影響で、ホタテ貝の大量へい死と、未曾有の危機を迎えております。また、町人口の著しい減少に伴い、国からの依存度が高い財政運営では、特に、教育、福祉、医療分野においては、困難な舵取りが求められております。この様に、厳しい時代だからこそ、町の各種団体や事業所、様々な町民の皆さまの知見、経験や発想を総結集して、この難局を乗り越えていかなければなりません。
町民一人ひとりが幸せを感じられ、笑顔が絶えない町、すべての人に寄り添い、誰一人として取り残さない町、さらなる高み、発展を目指して、町議会、町職員と、共に力を合わせ努力して参ります。
○平内町議会議長 船橋 健人
美しい山と海に囲まれたこの風光明媚な「平内町」は、昭和30年3月31日、町村合併促進法に基づき、小湊町、東平内村、西平内村の1町2村が合併してから、70周年の記念すべき節目を迎えました。先人たちの英知と努力の積み重ね、幾多の困難を乗り越え築いてきた歴史を振り返り、町民の皆さまとともに心よりお喜び申し上げます。
昨今、加速度的に進行する人口減少や少子高齢化、社会や経済情勢の変化、地域社会ニーズの多様化、地球環境問題への対応、持続可能な社会の実現など、まちづくりを取り巻く環境は大きく変化しております。しかし、時代が変わり、如何に推移しようとも、10年先、20年先、さらに100周年を迎える30年先においても、平内町の子どもたちが、平内町で生まれたこと、平内町で育ったことを誇れるように、さらには誰もがいつまでも住み続けたいと願う活力と魅力あふれるまちづくりをめざし、今私たちが何をすべきか慎重に考え、対話を重ね、よりよい未来を築いていくことが行政、議会の使命であると考えております。
今日に至るまで平内町の発展にご尽力いただいた皆さまへ、深い敬意と心から謝意を表すとともに、町制施行70周年を機に、さらに絆を深め、これまでの歴史を踏まえ、新たな時代へ力強く歩みを進めて参りますので、今後も引き続き、皆さまのご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。