健康 国民健康保険被保険者のみなさまへ~特定健診の結果を活かしましょう~

■健診結果を確認しましょう!
健診結果が届きましたら、結果をよく確認しましょう。
「前回より結果が悪化した!」「異常値に近い検査項目があった…」など、異常がなくても、よく見てみると生活習慣病の気配に気付くかもしれません。次の判定となった方は、保健指導を受けましょう。

■特定保健指導の判定となった方は…
メタボリックシンドローム(メタボ)のリスクのある方には、リスクに応じて、次の2種類の特定保健指導が行われます。
専門家の指導により、生活習慣を改善できる絶好の機会です。
対象となった方には、特定保健指導のご案内を送付しますので、必ず申し込みをしてください。

[メタボとは…]
「内臓脂肪症候群」とも呼ばれ、内臓脂肪の蓄積によって、「高血圧・糖尿病・脂質異常症」等の生活習慣病の重なりが起こっている状態。

◆支援の判定方法
[STEP1]
・A 腹囲(男性)85cm以上(女性)90cm以上
・B BMIが25以上(BMI=体重kg÷身長m÷身長m)
(AもBも該当する場合は、Aが優先されます)

[STEP2]
(1)血糖…空腹時血糖100mg/dl以上 又は HbA1c(NGSP値)5.6%以上
(2)血圧…収縮期(最高)血圧130mmHg以上 又は 拡張期(最低)血圧85mmHg以上
(3)脂質…中性脂肪150mg/dl以上 又は HDLコレステロール40mg/dl未満
(4)質問票の項目のうち「喫煙あり」(上記(1)~(3)のうち1つ以上ある場合にカウント)

[判定]
◇40~64歳の方
[STEP1がA+STEP2で]
・1つ該当…動機付け支援
・2つ以上該当…積極的支援
[STEP1がB+STEP2で]
・1つまたは2つ該当…動機付け支援
・3つ以上該当…積極的支援

◇65歳以上の方…動機付け支援

(1)動機付け支援
メタボリックシンドロームのリスクが出始めた方は、保健師との面談にて生活習慣を振り返り、生活習慣改善の目標を立てます。できるところから自分で取り組み、3か月後にその成果を確認します。

(2)積極的支援
メタボリックシンドロームのリスクが高い方は、保健師との面談にて生活習慣をふり返り、生活習慣改善の目標を立てます。その後、電話やメール等でサポートを受けながら、3か月後に取り組みの成果を確認します。

■要医療(要精検)の判定となった方は…
要精検・要治療などの場合は、必ず受診し医師などの指導を受けましょう。初期の段階で発見し、治療することで、時間も費用も抑えられることが多いです。

■来年も必ず特定健診を受けましょう!
来年も必ず特定健診を受け、継続して結果を比較しましょう。
継続して結果を確認することで、生活習慣の問題点がわかりやすくなります。