- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県久慈市
- 広報紙名 : 広報くじ 令和7年7月1日号 No.464
■きらり人輝く
海外での経験を生かし指導
野球を通して子どもたちの成長に携わる
●野球を通して成長してほしい
◇海外リーグでプレー
小学校で野球を始め、久慈高等学校や岩手大学ではキャプテンも務めました。大学卒業後は教員として釜石中学校に勤務。ポーランド国内1部リーグのシレジア・リブニクで監督を務める秋田出身の人と縁があり、海外のことや指導法を学んでいました。その人が引退する際に監督の打診を受け、一生に一度の機会と思い挑戦を決意。教員を退職し、選手兼監督として27歳から3年間プレーしました。
◇技術を地域に還元
オフシーズンに海外で学んだことを地域の子どもたちに還元しようと、令和5年の12月に野球教室を設立。子どもたちに指導するなかで、野球人口が減り、野球をする機会が限られている状況が聞こえてきました。高校野球での経験や応援してもらった地域への感謝、久慈地域でまとまっていきたいという思いもあり、市内に無かった硬式野球チームを立ち上げました。
◇久慈から世界へ
ポニーリーグ連盟は世界的にも加盟数が多く、メジャーリーガーの約7割がポニーリーグ出身です。日本各地の加盟チームとの試合や選抜チームとして世界の選手と戦う機会もあり、子どもたちの視野が広がる連盟だと思っています。
チームのコンセプトは、なりたい自分を目指す場所。子どもたちには野球を通し、地域を飛び出し多くの経験をして成長してほしいと思っています。将来的に地元に戻り、地域に貢献する人材を育てていきたいです。
Name:
濱端航大(はまばたこうだい)さん(天神堂・31歳)
Profile:
洋野町種市出身
HAMAKO BASEBALL SCHOOL 代表
久慈ポニーSAMURAI FUTURES 代表・監督
HAMAKO BASEBALL SCHOOL
時間:月~金曜日17時から21時
場所:UBE Ball Park
住所:久慈市長内町35-123-19
【電話】080-6054-8360
■集まれ!元気の輪
●久慈ポニーSAMURAI FUTURES (サムライフューチャーズ)
久慈ポニーSAMURAI FUTURESは中学校2年生1人、1年生15人で活動する硬式野球のクラブチームです。ポニーリーグ連盟に所属し、全国の加盟チームと試合を行っています。久慈地域から野球をやりたいメンバーが所属。部活動との両立も可能で、陸上や文化部などに入りながらプレーしている選手もいます。明るく楽しい雰囲気の中でも意識を高く持ち、ライバルと競い合っています。
久慈地域を中心に、男女問わずメンバーを受け入れます。地域の仲間と一緒に野球に打ち込んでみませんか。
代表:濱端航大さん
活動場所:久慈市営野球場【電話】080-6054-8360(代表濱端)
活動日:毎週火曜日18時~21時、土・日曜日
■市民センターだより
●長内市民センター事業紹介
◇有志で小学校の草取りを実施
5月22日に、地域住民25人の有志と長内小学校の校庭の草取りをしました。
今年創立150周年を迎える長内小学校。その節目に開催される運動会で、児童にけがが無く、見に来た人も気持ちよく観戦できるようにと、共通の志を持った地域住民が集まって実現したボランティア活動です。
当日は朝から学校に集まり、9時から一斉に草取りを開始。グラウンドでは運動会の総練習が行われており、ダンスやリレー競走などを頑張っている児童に大人も刺激され、一生懸命に草を取りました。24日の運動会当日は肌寒い日でしたが、草取りの成果もあり、事故などもなく運動会は大成功に終わったとのことです。
本事業を通して、草取りをする大人の姿を間近で見た児童に、ボランティアの精神が芽生え、卒業後に長内小OBとして、草取りボランティアに参加しお気に入りの長内川の景色てくれることを切に願っています。
問合せ:長内市民センター
【電話】52-7400
■My life in Kuji
市内の小・中学校で英語を教えているALT(外国語指導助手)の皆さんが、久慈で生活していて感じたことなどを紹介するコーナーです
●さようなら、久慈
7月9日、久慈での生活を終え、故郷アメリカに帰国します。この2年間で、日本のことや自分自身についてなど本当に多くのことを学び、忘れられないたくさんの貴重な経験をすることが出来ました。
久慈は、私がこれまで訪れた中で最も美しい場所のひとつです。川沿いの散歩道や小袖海岸、山でのハイキングなど久慈の自然の魅力に、いつも心が癒されました。久慈の自然が本当に名残惜しいです。
そして何より、日本語があまり上手く話せなかった私を、いつも温かく迎えてくれた久慈の皆さんに感謝しています。たくさんのすてきな人と出会い、友達になれて幸せでした。
私の言葉や文化を皆さんと共有する機会をいただけたこと、そして皆さんの文化を教えてくれたことに心から感謝しています。お世話になりました。ありがとうございました!
エマ・ブランチェットさん
イリノイ州・23歳/久慈湊小、小久慈小、大川目小、夏井小、平山小、久慈中、夏井中を担当
■協力隊つうしん
●充実の3年間を振り返って
私は山形町を拠点に、山形村短角牛を盛り上げるため幅広く活動してきました。着任から2年目にかけては、短角牛生産農家のもとで餌やりや徐糞作業などを手伝い、週一回放牧地の監視作業に従事し、短角牛の育て方を学びました。平庭闘牛大会には女勢子として参加。生産だけではなく、闘牛の面からも短角牛と関わりました。
短角考房北風土さん、総合農舎山形村さんでは、短角牛肉の精肉加工の技術を学び、協力隊3年目に「短角考舎おのざわ」という屋号で短角牛専門の精肉店を開業。オンラインショップ限定でお肉を販売するに至りました!3年間たくさんの人にお世話になりました。ありがとうございました!
7月末に卒隊となりますが、今後も山形村短角牛の生産や精肉販売、闘牛大会での勢子などを続けていきます。応援よろしくお願いします!
小野沢りんさん(おのざわ・りん 25歳)
令和4年8月着任。長野県出身。短角牛に魅せられ、山形町内で牛の生産や精肉販売に取り組む。