- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県陸前高田市
- 広報紙名 : 広報りくぜんたかた 令和7年5月号 No.1189
今月は、高田東中学校の学校生活や日々の取り組みの様子をお届けします
■受験応援メッセージセレモニー
1月28日(火)、3年生の受験に向けた応援メッセージセレモニーを行いました。この行事は、これまで本校生徒会を牽引してきた3年生に感謝を伝えるとともに、これからの生徒会を担う1・2年生のリーダーとしての自覚を高めることをねらいとしています。この日に向けて1・2年生は、先輩方が歌い継いできた校歌と生徒会歌の合唱練習に取り組み、当日3年生の前で披露しました。また、1・2年生一人一人が3年生に向けた感謝の気持ちをカードに書き、絵馬の形にまとめて3年生に贈りました。後輩から先輩への感謝、そして先輩から後輩へのエールと、当日は温かい雰囲気が会場を包みました。本校の校訓でもある『絆』を、生徒同士で確かめ合えた1日になりました。
■高田東中学校生徒会絆プロジェクト、キャンドルリレー
3月6日(木)・7日(金)に、キャンドルリレーを開催しました。この企画は、「発信・貢献・つなぐ・残す」を目的とした本校生徒会の「絆プロジェクト」の一つで、震災に思いを寄せ、心をつないでいこうとする取り組みです。気仙大工左官伝承館の『3.11希望の灯り』から分灯していただき、毎年実施しています。本年は阪神淡路大震災から30年の節目の年ということで、1月17日(金)早朝の追悼式には、本校の代表生徒が参加しました。また、『3.11希望の灯り』が設置された経緯や地域で果たしている役割を知るために、設置に尽力されたHANDSの当時の代表である堀内正美(ほりうちまさみ)さんや、箱根振興会会長の佐々木善仁(ささきよしひと)さん、小友小学校地域コーディネーターの武藏裕子(むさしゆうこ)さんを学校にお招きして、全校生徒で震災について学ぶ機会を設けました。
本年の『3.11希望の灯り』は、大船渡市大規模林野火災の早期鎮火を願い、一時的に消灯されました。その決断をした際の堀内さんの言葉、「灯りが消えている間も思いはひとつ」を受け、本校生徒会でも中学生の自分たちにできる支援を考えました。そして、本年のキャンドルリレーは、キャンドルに火を灯さずに実施することを決定しました。また、当時避難指示が出ていた大船渡市立東朋中学校のみなさんのために募金活動を行い、全校生徒のメッセージを添えたお菓子とともに届けました。
本校生徒会では、生徒同士の絆、地域の方々との絆を大切に、これからも様々な活動に取り組んでいきます。
■新年度のスタート、対面式
4月8日(火)に新入生と在校生が一堂に会する対面式を実施し、学校生活や部活動紹介、1年生の決意発表、そして本校の校歌と生徒会歌の紹介が行われました。校歌には、1番は広田、2番は小友、3番は米崎と、それぞれの地域の特徴が表現されています。また生徒会歌は、高田東中学校開校3年目に作られた曲で、歌詞は当時中学校に在籍していた生徒が作りました。この2曲に誇りを持ち堂々と歌えるように、日々の生活をしっかり送り、いつでもどこでも歌える「歌声の響く学校」を目標に掲げて頑張っています。
本校第13期生徒会のスローガンは、「ともに~認めあう、支えあう、信じあう~」です。お互いの頑張りを認め合い、困った時には互いに支え合い、そして目指す目標に向かって互いに信じ合い、ともに前に進んでいく。そんな思いがこのスローガンには込められています。ここで出会えた「仲間」とともに。私たちを育み見守ってくれている「地域」とともに。恵み豊かな陸前高田の「風土」とともに。先輩方から受け継がれてきた高田東中学校の「伝統」とともに。本校生徒会は「ともに」をスローガンに掲げ、認め合い、支え合い、信じ合える東中を目指し、日々活動しています。
問い合わせ先:高田東中学校
【電話】0192-55-2756