- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県陸前高田市
- 広報紙名 : 広報りくぜんたかた 令和7年5月号 No.1189
■SDGsとは?
自分の子どもや孫たちが暮らす未来に、住みやすい地球(世界)を残すため掲げられた全世界の人が取り組むべき目標
■あなたもぜひSDGsに取り組んでみませんか?
本市は、令和元年(2019年)7月に「SDGs未来都市」に県内で初めて選定されました。
「その先の笑顔のため、いまできること」編では、本市でSDGsの達成に向け積極的に取り組んでいる人・団体、関連イベントなどを紹介しています。
■高田高校でSDGs講演会が行われました
4月22日(火)、高田高校1年生126人を対象としたSDGs講演会が、同校で行われました。
市企画政策課職員が講師を務め、まず「1日3食の食事など、みんなが当たり前にできていることが当たり前じゃない人たちが世界中にいる。だから17のゴールを定めて取り組む必要がある」と、SDGsの理念を説明。特にも「SDGs未来都市」に選定されている本市は、環境面での取り組みが注目されやすい中で「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」を掲げ、心のバリアフリーなどのソフト面の取り組みに重きを置いた全国でも数少ない自治体であることを紹介しました。
多様性を考えるワークショップやSDGs推進プラットフォームでの啓発活動など、多彩な取り組みを行っている現状を伝え、生徒の皆さんは真剣な表情でSDGsに関する理解を深めました。
◆SDGsの推進に向けて
▽斎藤聖那(さいとうせな)さん
「SDGs」や「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」という言葉は、聞いたことはあっても具体的には分かっていませんでした。今回の講演を踏まえ、おいしい海の幸や山の幸が豊富な高田の自然を守っていくという環境面はもちろん、障がいの有無に関わらず一緒に働いたりすることが当たり前のまちになるようなソフト面での取り組みにも関心を寄せていきたいです。
▽吉田彩夏(よしださな)さん
講演を通して「SDGs」に関する理念をはじめ、市や各種団体の取り組みについて知ることができました。今回学んだ内容を生かして、今後は視野を広く持って誰かのためになることに取り組んだり、少しずつでも自分のできることを探して、高齢者や障がいがある人でも差別なく、その人らしく暮らせるような優しいまちにしていきたいと思います。