くらし 立教大学陸前高田サテライト通信

■立教大学は、新たに「立教大学陸前高田サテライト」を開設します
立教大学陸前高田サテライト長 松山 真(まつやままこと)

立教大学は市のご理解とご支援により、市内に新たに「立教大学陸前高田サテライト」を開設することになりました。市広報では「立教大学陸前高田サテライト通信」として、引き続き本学の活動を紹介していきます。あらためまして、今後ともどうぞよろしくお願いします。
これまで立教大学は、岩手大学とともに『陸前高田グローバルキャンパス』を8年間にわたり共同管理してきました。その間、多くの皆さんに旧高田東中学校の校舎を活用した本キャンパスを利用していただき、愛称を「ゆめキャン」と決めていましたが、いつの間にか「グロキャン」という呼び名で親しまれるようになりました。自由に利用できる電動マッサージチェアのあるラウンジは、作業をしたりグループで話し合うには最適の場でした。その他にも、高田・今泉・長部の昔の街並みを再現した神戸大学製作の『陸前高田市街地模型』を常設展示するなど、多くの人に利用していただけるよう努力してきました。
令和2年3月以降は、新型コロナウイルス感染症の影響により人が集まること自体が困難になり、私たちも直接陸前高田に行くことができずもどかしい時期を過ごしました。
令和7年3月末で「陸前高田グローバルキャンパス」は閉所となりましたが、立教大学としては引き続き陸前高田市における教育・研究活動を継続したく、市に対して新たな活動拠点の設置をお願いしてきました。
そしてこのたび、市立博物館に隣接している陸前高田高等職業訓練校の一室を「立教大学陸前高田サテライト」として利用させていただくことになりました。専用施設ではありませんが、市街地にあることから、私たちも学生たちもこれまで以上にまちなかを歩くことが増えそうです。まちなかに活動拠点ができることから、陸前高田に来た学生たちが建物内に留まることなく、できるだけ外を歩き、地域の皆さんと交流することを願っています。
もしまちなかで学生たちを見かけたら「どこから来たの?」「どこの大学なの?」とぜひ声をかけてください。学生たちは東京から片道5時間ほどかけて陸前高田に来ています。見知らぬ土地で声をかけていただき、色々な話ができれば、一生の想い出となることでしょう。陸前高田の皆さんの温かい言葉はそれほどのインパクトがあるのです。ぜひ、積極的に若者に陸前高田のことを教えていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

■開所記念シンポジウムを開催します!
このたび開所記念シンポジウムを行いますので、お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。
日時:7月13日(日)午後3時〜4時30分
場所:市コミュニティホール シンガポールホール
内容:
(1)開会挨拶(立教大学 総長 西原 廉太(にしはられんた))
(2)立教大学の取り組み(立教大学陸前高田サテライト長 松山真、地域連携コーディネーター 岡崎智子(おかざきともこ))
(3)取組報告(立教大学 学部生2名)
(4)パネルディスカッション(立教大学陸前高田サテライト長 松山真、立教大学 学部生2名)
(5)閉会挨拶(陸前高田市長 佐々木拓)
参加申込:不要

問い合わせ先:市役所企画政策課政策広報係
【電話】(内線332)

問い合わせ先:立教大学陸前高田サテライト事務局
【電話】03-3985-4967