くらし [定期連載]教えてSDGs その先の笑顔のため、いまできること

■SDGsとは?
自分の子どもや孫たちが暮らす未来に、住みやすい地球(世界)を残すため掲げられた全世界の人が取り組むべき目標

■あなたもぜひSDGsに取り組んでみませんか?
本市は、令和元年(2019年)7月に「SDGs未来都市」に県内で初めて選定されました。
「その先の笑顔のため、いまできること」編では、本市でSDGsの達成に向け積極的に取り組んでいる人・団体、関連イベントなどを紹介しています。

■アトリエ 田﨑
作家 田﨑 飛鳥(たざきあすか)さんとご両親

●普段の仕事の内容を教えてください
平日はあすなろホームでわかめの加工などの仕事を行い、休日にはアトリエで絵を描いています。また、市内外での展示会や市内中学校でのワークショップも行っています。

●SDGsに関する主な取組内容を教えてください
絵を介して障がいのある人への理解が広がることを願い、さまざまなことに取り組んでいます。その一つとして、アトリエを障がいのある人でも安心して来ることができるサロンとして開放し、つながりを感じられる居場所づくりを進めています。

●SDGsに関する取り組みの展開、目標などがあればお聞かせください
今後は学校でのワークショップや講義、市内での展示機会を増やしたいと思っています。子どもの頃から障がいがある人と触れ合うことで、そうした人が身近にいることが当たり前になる、そしてお互いが「壁」を感じることがなくなり、分かり合える社会を目指していきます。

●これからの陸前高田市をどんなまちにしていきたいですか
さまざまな人がお互いの個性を認め合い、隠さなくてもよいまちを目指し、障がいの有無に関わらず誰にでも優しい、「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」を推進していきたいと思っています。

●大阪・関西万博で田﨑飛鳥さんの作品が展示されています
田﨑飛鳥さんの作品『森の道-青い森』が全長約13メートルの巨大壁面アートとして大阪・関西万博で展示されています。
本作品は、直立する樹々の間を吹き抜ける涼やかな風とともに、生命が静かに息づくような景色が描かれています。
大阪・関西万博会場内の緑地プロジェクト「静けさの森」エリアに隣接する建築物の外壁に、10月13日(月・祝)まで展示されていますので、万博を訪れた際はぜひご覧ください。