- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県陸前高田市
- 広報紙名 : 広報りくぜんたかた 令和7年7月号 No.1192
■熱中症予防のために
熱中症とは、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を言います。
●高齢者や子どもは特に注意が必要です
高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能や、暑さに対する体の調節機能が低下しているので注意が必要です。子どもは体温の調節機能が十分に発達していないため、気を配る必要があります。
●予防のポイント
(1)暑さを避ける!
室内では、室温や外気温を確認し、エアコンなどを使った温度調節を心がけましょう。屋外では、帽子や日傘を使うことで直射日光を避けることができます。
(2)暑さから身を守る!
冷却グッズ(保冷剤・冷たいタオルなど)を利用し、体を冷やしましょう。首元など太い血管が通っているところを冷やすと、効率よく体を冷やすことができます。また、通気性が良く、吸湿性・速乾性のある衣服を着用しましょう。
(3)水分・塩分補給はこまめに!
のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給をし、汗をかいたときには、ほどよく塩分補給をしましょう。ただし、摂りすぎには注意が必要です。
(4)食事で元気な体をつくる!
夏場は食欲が落ちやすく、たんぱく質やビタミンなどの栄養素が不足しがちです。食事を工夫して、元気な体をつくりましょう。
●主菜でたんぱく質を!
肉・魚・卵・牛乳・乳製品・大豆製品は、たんぱく質が豊富です。特に豚肉・卵・大豆製品には、疲労回復に役立つビタミンB1が含まれています。
●旬の食材を食べよう!
夏野菜は、免疫力を高めるビタミンCや体内の水分バランスを保つカリウムが豊富です。旬の食材を積極的に取り入れましょう。
●朝食をしっかり食べよう!
朝食を食べることで、1日に必要なエネルギーだけでなく、熱中症予防となる水分や塩分、カリウムが補給できます。しっかり食べて熱中症に負けない体づくりを目指しましょう。
問い合わせ先:市役所保健課母子保健係
【電話】(内線233)