子育て ひろの食育通信 –No.64–

■食べることが楽しみに
帯島保育所では「食べることが楽しみに」をテーマに食育活動に取り組んでいます。野菜の栽培や収穫体験を通じて、目で見て、触って、匂いを嗅いで、味わってと五感を使った活動を通じて、食への興味を深めることが目的です。
子どもたちが楽しみにしている「なかよし農園」が今年もスタートしました。地域の人にご指導いただき、3~5歳児がジャガイモ植えに挑戦。「大きいのができるかな?」「たくさんできるように」と頑張りました。その後も愛情いっぱいお世話を楽しんでいます。
また、1・2歳児もハツカダイコンを育てていて「早くおっきくなぁれ」「おいしくなぁれ」と声をかけ水をやり、野菜作りを楽しんでいます。育てる手間や野菜の成長を感じ、野菜を作っている人や食材への感謝の気持ちを持つことや、野菜が苦手な子が野菜に愛着を持ち「食べてみよう」と思うきっかけになればと思います。
今年は、ピーマン・キュウリ・ナス・ミニトマトの苗を植えました。色、形、感触を楽しめる野菜がたくさんです。瞳を輝かせて収穫し、給食室へ届けてくれるのが待ち遠しいです。
一生懸命お世話をして、おいしくいただくことで、「食べることが楽しい」という経験をたくさんしたいと思います。農業が盛んな地域の特性を生かし、いろいろな野菜に触れる機会を作り、食材を育てる人や食事を作る人を身近に感じながら、地域と食とのつながりを大切にしていきたいです。

帯島保育所より