- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県名取市
- 広報紙名 : 広報なとり 令和7年4月1日号
■医療・介護連携支援センターだより
名取市医療・介護連携支援センターは市より委託を受け、名取市医師会が運営しています。
在宅医療や介護についての情報をお届けします。
◇在宅医療はどこまで対応してくれるの?
一般的には、注射や点滴をはじめ、がんの痛みを和らげる治療などが在宅で可能です。また、在宅酸素療法や気管切開、人工呼吸器を装着している場合や経管栄養の人でも在宅で療養することができます。
ただし、医療機関によっては対応していない治療がある場合や、さまざまな環境などから在宅では対応できない場合もあるため、まずはかかりつけ医にご相談することをおすすめします。
◇一人暮らしでも在宅で療養できる?
一人暮らしが理由で在宅での療養ができないということはありません。多少の制約があるかもしれませんが、在宅医療と介護サービスを組み合わせることにより、在宅で療養することは可能です。
介護サービス(介護保険)を利用するためには、利用者(または家族)が、自治体の介護保険窓口で申請し、認定を受ける必要があります。
※地域包括支援センターやケアマネジャーが申請の代行をすることもできます。
認定されると、介護サービスを受けることができます。サービスを受けたい場合は、ケアマネジャーへ相談しましょう。
問合せ:名取市医療・介護連携支援センター
【電話】395-6066
■子宮頸がん予防ワクチン接種のお知らせ
子宮頸がん予防ワクチンは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防するワクチンです。
子宮頸がんは、HPVの感染が原因と考えられており、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。日本では毎年約1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年3,000人の女性が亡くなっています。20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。現在、感染した後にどのような人ががんになるのか分かっていないため、感染を防ぐことががんにならないための手段です。
早い年齢(標準的な接種期間は中学1年生)で接種するほど、子宮頸がんの予防効果が高いと言われていますので、希望される方は早めに接種しましょう。
対象者:中学1年生~高校1年生相当の年齢の女子
※中学1年生には、予診票等をお送りします。実施医療機関で期間内に接種してください。(4月末~5月に送付予定)
条件付き延長のお知らせ:平成9年度生まれ~平成20年度生まれの女子で、令和4年4月1日から令和7年3月31日までに1回以上接種していれば、令和8年3月31日まで、全3回の接種が無料となります。3回の接種が完了されていない方は、早めに接種してください。
■高齢者肺炎球菌ワクチン接種のお知らせ
対象者:65歳の方
接種期限:66歳の誕生日前日まで
※過去に任意接種(個人的に受けること)を含め一度でも接種をしている人は接種費用助成対象外です。
持ち物:予診票、個人負担金3,000円
※予診票は65歳になる誕生月の月末に郵送します。
注意事項:令和6年度中に65歳になった方も、66歳の誕生日前日まで接種可能です。お持ちの予診票をお使いください。紛失された方は保健センターにご連絡ください。
■帯状疱疹ワクチンが令和7年度から定期接種になります
令和7年度から65歳以上で5歳刻みの年齢の方などを対象に、帯状疱疹ワクチン費用の一部助成を実施します。対象の方には4月下旬に個別通知を行う予定です。詳細は広報なとり5月号に掲載します。
問合せ:保健センター
【電話】382-2456