くらし 今月のホットライン~HOTLINE~


「第17回登米市産業フェスティバル」が10月6日、迫体育館およびエスファクトリー東北中江公園(迫中江中央公園)で開かれました。
市内の企業など86団体が出展し、体育館内では最新の技術や工業製品の紹介と体験コーナーが、屋外では油麩丼やはっと汁、牛串、スイーツのほか、市内産加工食品の販売などが催され、約1万8千人の来場者が市内の産業を五感で楽しみました。ワークショップのブースで竹のランタンを作成した小野寺奈桜(なお)さん(6)(中田町小島)は「難しかったけどうまくできた。夜に明かりをつけるのが今から楽しみです」と話しました。


「ゼロカーボンシティ出前講座」(佐沼地区コミュニティ推進協議会主催)は10月14日、迫公民館で開催され、市内外から34人が参加しました。
講座は、良好な自然環境の保全・創造と二酸化炭素の排出削減対策・吸収源対策に取り組むための「みやぎ環境税」を活用して実施。宮城県地球温暖化防止活動推進員の千葉智ち恵え氏を講師に迎え、地球温暖化が生活や未来に与える影響などについての基礎知識を学びました。受講した北川淑美(としみ)さん(中田町町)は「電力消費量を数値化するなど、目に見えることを一つずつ実行し、周りにも広めていきたい」と話しました。


「第18回登米市スポーツまつり」は10月20日、津山小学校を会場に開かれ、約80人が参加しました。
まつりは、スポーツの楽しさを体験することを目的に開催。景色を味わいながら交流を楽しむふるさとウォーキングのほか、ボッチャやモルックなど、計6種目のニュースポーツの体験コーナーや、体組成が測定できる健康づくりコーナーなどが設けられ、多くの参加者でにぎわいました。家族で来場した及川月輝(つき)さん(8)(中田町駒牽)は「天気がよくて、気持ちよく歩けた。ウォーキングの後は、初めて体験するスポーツができたので、とても楽しかったです」と話していました。


障がい者が生産工程に携わった食品などの日本農林規格「ノウフクJAS」を取得した市内事業所のお披露目会が10月2日、南方町地内で開かれました。
県内で初めて認証を取得したのは、「ワンズ」「ドリーム」「わらいの館四季」の障害者就労継続支援3事業所。認証を取得したことで、農業と福祉の連携により生産された商品の社会的価値を向上させるとともに、農業分野での障がい者の仕事の確保と所得の向上が期待されます。ワンズの渡邊伸(しん)代表取締役は「従業員一人一人が、丹精込めて管理・出荷した商品を、広く皆さんに味わってほしい」と話しました。


「登米市の北上山地の特異な地層説明会」(とよま振興公社主催)は10月5日、教育資料館で開かれ、16人が参加しました。
説明会は、同会場内に展示されている貴重な隕いん石せきや化石、鉱物などに触れ、知ってもらおうと開催。元国立極地研究所の准教授で、地質研究のため南極観測隊に参加した経験を持つ船木實みのる氏が、アンモナイトなどの化石が産出されている北上山地の地質の特徴などについて説明しました。阿崎武蔵(むさし)さん(8)(東和町錦織1区)は「市内で化石が見つかっていることに驚いた。隕石が思ったよりも重かったです」と話していました。


「第16回登米市民文化祭」(登米市文化協会主催)は10月5、6の両日、水の里ホール・Abebisou(登米祝祭劇場)で開かれ、2日間で約500人が来場しました。
市民文化祭は、市内の文化団体が日頃の活動の成果を広く公開し、地域文化の振興に寄与することを目的に毎年開催。ステージ発表では、34団体が太鼓や舞踊、フラダンス、よさこいなどを披露したほか、展示発表では、12団体が陶芸や絵画、書道、俳句などの作品を出展しました。来場者は「さまざまなジャンルの芸術文化に触れることができた」「市民の皆さんが前向きに頑張っている姿に感動した」と感想を話していました。