くらし 新年を迎えて 勇気100%
- 1/24
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県川崎町
- 広報紙名 : 広報かわさき 令和7年1月号
コロナ禍をやっと乗り切ったか、と久々に身内が集まった昨年の正月。能登半島地震のニュースが日本中を震撼させ、9月には再び豪雨災害が能登半島を襲いました。「能登はやさしや土までも」と昔から言われています。能登は、人はもとより土までも優しいとの意味で、厳しい風土だからこそ、お互いに支え合って生きていこうと助け合い、また、人を受け入れ、わずかな耕地の恵みにも感謝を忘れない土地柄だというのです。
能登の人々に、一日でも早く平常な日々が戻ってくるように祈りましょう。
さて、現在のこの国の地方自治体は、人口減少と同時に進む少子高齢化等による社会・経済環境の大きな変化や、頻発・激甚化する自然災害への対応等厳しい現実に晒さらされています。地方創生が叫ばれて10年、地方と都市の格差が広がり、移住者を奪い合う自治体間の競争に拍車がかかり、勝者のいない人口減少対策は、全体として充分な成果が得られていないと国も総括しています。
50年前、婚姻件数は年間110万組。現在は約50万組。結婚する若者たちは半減し、生まれてくる赤ちゃんも43年連続で減り続けているのが日本の現状であり、少子化により既に約6割の私立大学が定員割れに追い込まれているようです。
改めて、私たちはこれまで誰も経験したことのない人口減少と少子高齢化の社会に入っていきます。だからこそ、行政課題を先送りすることなく現場の声を大切にして、将来の財政に責任を持ちながら、愛するふるさとを次の世代につないでいくための努力を続けていかなければなりません。
いつの時代も試練があります。けれど、先人たちが試練を乗り越えてきたように、私たちも勇気を持って歩んでいきましょう。お互いを認め合い、支えあい、そして高め合っていきましょう。新しい年、子供たちの声が響いてきます。
100%勇気 ぼくたちが持てる輝き 永遠に忘れないでね
勇気を持って歩んでいきましょう。子供たちに負けてはいられません。
川崎町長 小山 修作
川崎町議会議長 眞壁 範幸